「アサイン」の意味とは? 正しい使い方&類語・対義語
「アサイン」を使った他の表現
「ルームアサイン」や「キーアサイン」のように、表現したいものなどによって「アサイン」の表現方法は変わります。
そこで、「アサイン」が使われた他の言葉を取り上げていくので、「アサイン」と一緒に意味や使い方を覚えておきましょう。
アサインバック
「アサインバック」は、商標権などの知的財産の権利におけるやり取りを表したもの。他人の名義で商標権を取得してもらい、登録後に商標権を譲渡してもらうことで商標権を取得する方法を指します。
技術などの権利を取得した人や、既存の権利の使用許諾を受けた人の地位を守るために活用され、契約書などでは「アサインバック条項」などと記される場合もあります。
アサインメント
「アサインメント」は「アサイン」を名詞形にしたもので、「割当」「割り当てられた課題」といった意味を表します。
元々「assign」は動詞であることから、本来は「アサイン」も動詞として扱われるのが正しく、「アサインする」のような見慣れた表現はカタカナ語特有のもの。したがって、語源に従えば「アサインメントする」とした方がていねいとも言えるでしょう。
ただ、一般的に「アサインメント」を使うことは少なく、「アサインする」のような形が今では浸透しています。分かりやすさを重視するなら、意味や使い方にこだわらず「アサイン」を用いるようにしましょう。
また、1つの仕事を2人で行うことを「ダブルアサインメント」と表し、仕事の取り組み方などを説明する時に使われることもあるので覚えておきましょう。
例文
・彼女の新しい仕事をアサインメントする。
・ダブルアサインメントを導入することで、初歩的なミスが減った。
アサイン管理
「アサイン管理」とは、適切なリソース配分のため、アサインした人員のデータを管理することです。
・誰をアサインしたのか
・各人がどんなスキルを持っているのか
・どんなプロジェクトが進行中か
これらをまとめ、管理することで業務が効率化されます。目的に沿って、アサイン管理の項目や方法は異なってきます。