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「アサイン」の意味とは? 正しい使い方&類語・対義語

kirara

「アサイン」の使い方

ここからは、アサインする側とアサインされる側に分けて、言葉の使い方を見ていきましょう。今、あなたはどちらのポジションにいるでしょうか。立場によって、使い方は少し異なってきます。

アサインする側

アサインする側となるのは、主に上司や管理者。部下や作業者に業務を割り当てる場合などに「○○さんをアサインします」と表現します。

当人への任命を伝える時にも、周囲へ特定の誰かに業務を依頼したことを伝える時にも、「アサインします」「アサインしました」という言い回しが使えます。

「君をリーダーにアサインします」

部下や作業者に業務や任務をお願いしたい時、「あなたを○○にアサインします」と伝えましょう。何にアサインするのかを明確にしておくとコミュニケーションがスムーズです。

「○○さんのアサインをお願いします」

誰かを仲介してアサインをお願いする方法もあります。その場合は、間に入る人物へ「アサインをお願いします」「アサインいただけますか?」と伝えましょう。

アサインされる側

アサインされる側となるのは、前述の通り、部下や作業者が対象となる場合がほとんど。作業や任務を頼まれたら、「○○にアサインされました」と表現できます。

「このたび、推進プロジェクトにアサインされました」

周囲へ自分がプロジェクトや業務を担当することを伝える際、こうした言い回しが使えるでしょう。

「アサインいただきありがとうございます」

上司から自分の能力を認めてもらい、責任ある仕事を任されたり、希望の任務を命じられたりしたら、感謝の言葉を伝えるのも1つです。「アサインいただきありがとうございます。尽力します」と誠意を言葉にしてもいいでしょう。

使用時の注意点

「アサイン」という言葉を使う際の注意点はいくつかあります。これらを押さえることで、分かりやすく相手に意図を伝えられるでしょう。

(1)「何に」アサインするかを明確にする

「誰を」「何に」アサインするのかを明確にすると、言葉は各段に伝わりやすくなります。

また、「アサインする」という任命なのか、「(誰かの)アサインをお願いしたい」という依頼なのか、意図もはっきり伝えるといいでしょう。

(2)カタカナ語にこだわりすぎない

アサイン、アジェンダ、ブレスト、スキーム、エビデンス、ナレッジ……。昨今、ビジネスシーンでのカタカナ語の使用は増えていますよね。

中には、「これってカタカナ語で言う必要あるの?」と疑問に思う単語もあるでしょう。

コミュニケーションで忘れてはいけないポイントは、カタカナ語にこだわりすぎないこと。相手によっては、日本語での言い換えをしてあげた方が咀嚼は速い場合もあります。

特に、新入社員などまだ業務に慣れていない相手には、時間がかかってもかみ砕いた言葉で丁寧に説明してあげましょう。

【番外編】「アサイン」を断ることはできる?

ここでは、番外編として「そもそもアサインを断ることはできるのか」というテーマを少し考えていきましょう。

「アサイン」を断るのは失礼?

上司からの「アサイン」は組織での決定事項が多く、基本的には断ることをおすすめしません。場合によっては、仕事を拒否していることにもなり、失礼に当たるでしょう。

とはいえ、「自分では務まらないかもしれない」という不安を抱えることもありますよね。

上司はきっとあなたのスキルを理解して、業務や任務をお願いしているはずです。まずは、自信を持って前向きに取り組んでみましょう。

どうしても背負いきれないと判断した場合は、相談してみるのも1つの手。「できる方法はないか」を前提に、上司とじっくり話し合ってみてください。

「アサイン」の断り方

どうしても難しい場合、断る選択肢ももちろんあります。その際は、以下のポイントを意識してみてください。

1.まずはアサインへの感謝を伝える

2.理由を説明して断る

3.可能であれば代替案を添える

ただ「できない!」と突っぱねるのではなく、正当な理由を話して理解をしてもらうことが重要です。その際、あなたに仕事を任せようとしてくれた相手の気持ちに、感謝を伝えるのを忘れないようにしましょう。

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