【心理学】リスキーシフトとは? 具体例や回避方法をわかりやすく解説
リスキーシフトを回避するには?
大きな危険を招く可能性があるリスキーシフトは、できれば回避していきたいもの。ここでは、リスキーシフトを防ぐための方法を紹介します。
(1)自分の意見を持って討論に臨む
集団討論に参加する際、自分自身の意見をしっかり持ってから臨むようにしましょう。
そうすることで、多数派の意見に流されたり、他者の意見を過剰に煽ったりすることを防ぐことができます。
(2)自分の意見を誇張しない
自分の意見を固めたら、討論の場でその意見を誇張しないよう注意しましょう。
「目立ちたい」「認められたい」といった承認欲求は、他者からの注目を集めるために極端な発言をするなどで表れる場合があります。
本来の自分の意見は何であったか、立ち返るよう意識すると良いでしょう。
(3)発言における責任の所在を明らかにする
責任の所在が不明瞭だと、リスクの高い決断をしやすくなります。そのため、議事録をとり発言者を明確に記録しておくと良いでしょう。
また、これを事前に参加者へ伝えておくことで、過激な発言の抑制となり、リスキーシフトを防ぐことができます。
自分の意見を持ってリスキーシフトを避けよう
1人で決断するよりも多数で意見を出し合う方が、良い結果が導き出されることもあります。
しかし、集団で討論する場合には「集団極性化」という心理が働き、それによって過激でリスクの高い結論を導く可能性があることは覚えておく必要があるでしょう。
しっかり自分の意見を持つことでリスキーシフトを回避し、有意義な会議や討論をしたいものですね。
(小日向るり子)
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※この記事は2021年06月22日に公開されたものです