魅力的な人には、既に恋人がいる。いつの世も、そんなものである。
しかし中には、「〇〇さんには彼氏がいるらしいよ」と噂を聞いただけで、すぐさま諦めてしまう男性がいるようだ。
どうか、彼氏がいるくらいで諦めないでいただきたい。
「彼氏がいる女性」は実際のところ、どう思っているのか、女心をお伝えしていきたい。
■好きな人に彼氏がいる場合、諦めないとダメ?
既に結論は冒頭で述べた通りである。
好きな人に彼氏がいるからといって、絶対に諦めないでほしい。
「彼氏がいる」というただそれだけの事実では、実際彼氏とうまくいっているのか、彼氏のことを本当に好きなのかは分からないものである。
「彼氏がいる」と聞くと、毎週仲良くデートをしていてラブラブで、第三者の入る隙も無いような状態を想像してしまうかもしれない。
しかし、実際はそんなカップルばかりでもない。
■知ってほしい、彼氏がいる女性の心理
彼氏がいるといっても、つい数週間前に強引に言い寄られ、「とりあえず付き合ってみると返事をしたけど、あまり乗り気ではない」状態かもしれない。
はたまた、「付き合いが長くなり、ドキドキもないし、きっかけがあれば他の人と恋愛したい」と思っているくらいかもしれない。
女性の多くは、次に付き合う人の目星がついていないのに、既存の彼氏とわざわざ別れるということはあまりしない。
特に、「新鮮味が無くなった」という理由の場合、付き合っていても害が無いのならば、あえては別れない。
「誰か口説いてくれたらいいのにな」と思いながら、既存の関係を続けている女性は、案外少なくないと私は思う。
■彼氏がいる女性に告白したらどうなる?
とはいえ、彼氏の存在を気にせず真正面から告白したら、どうなるだろうか。
十中八九、「ありがとう……でも私、彼氏が……」みたいな返事が返ってくるだろう。
どうか、女性を悪者にしないように配慮していただきたい。というのも、一応公式には「彼氏がいる」という状態なのに、他の男性に告白されるや否や二つ返事で「じゃあぜひ!」なんて、内心はどうあれ言いにくいに決まっているのである。
そのまま付き合ってしまうわけにはいかないので、あなたのことが好印象だったとしても「別れてからじゃないと……」という返事になるのである。
よって、告白の仕方には十分注意していただきたい。
状況がどうであれ、「略奪」をすることには変わりないのだ。徹底して、悪役を買って出てほしい。
■奪う? 諦める? 見極め方とは
彼氏がいる女性は、あなたと付き合いたいと思っていても「でも彼氏が……」みたいなことを言う。
しかし一方で、あなたと付き合いたくないと思っている場合も、返事は「彼氏がいるからごめんなさい」だ。
どちらも似たような返事で、女性の本心が分からない! という方もいらっしゃるのではないだろうか。
結局のところ、「略奪」に限らず、女性のNOの一部はYESの意であることが往々にしてある。
見分けがつかないという方は、あまり怖じ気づかずに、合法的な範囲内で強引に攻めてほしいところ。本当に駄目な場合は、ちゃんと女性はあからさまに断ってくれる。
例えば、「できれば彼氏と別れて俺と付き合ってほしい」と言った日、返事は「でも……」なわけだが、とりあえず「考えておいて」と言ってその日は帰ればいい。
帰宅後、LINEで次の約束を取り付ける際に、既読スルーされたら「NO」。次も会うことになれば「YES」と思ってほぼ間違いないだろう。
■彼氏がいる女性にアプローチしてはいけないパターン
とはいえ、誰でも彼でも「彼氏」の存在を気にせずにアプローチしていいわけではない。
例えば、あなたが好きになった女性が、あなたと同じ職場の人である場合。そして、その女性の「彼氏」も同じ職場である場合などだ。
同じコミュニティ内に、あなた、女性、女性の彼氏、この三者が揃っているにもかかわらず、「彼氏と別れて俺と付き合ってください」なんて言おうものなら、あなたの破滅の日は遠くないだろう。
常識の範囲内で、「女性の彼氏」の距離が近すぎる場合は、遠慮していただきたい。
■彼氏がいるからとすぐに諦めないで!
女性は自分のことを好きでいてくれる人のことが好きだ。一生懸命、好意を伝えれば、徐々に付き合える可能性が大きくなっていくこともある。
彼氏がいる女性の場合はその変化は特に顕著だろう。彼氏との関係も時々刻々と変化していき、「別れたい」と思うような事件もいつ発生するか分からない。別れはいつも突然なのだ。
彼氏がいない女性を口説くよりも、彼氏がいる女性を口説く方が難易度が低いという説すらある。
彼氏募集中の女性に断られた場合、脈がないと考えるのが自然。
しかし、彼氏がいる女性に断られた場合は、「現時点では彼氏がいるから……」というニュアンスを含んでいる可能性があるのである。
ぜひ、一度や二度断られたくらいで諦めず、気長にチャンスを待つくらいでいてもらいたい。
(E子)
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