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彼氏と急に話したくなくなる。「蛙化現象」を克服する方法

#犬山の遠吠え!やってまーす

犬山紙子

エッセイスト・TVコメンテーターとして活躍する犬山紙子さんが、恋愛・人間関係・趣味などあらゆるテーマで語るラジオ『犬山の遠吠え!やってまーす』。本連載では番組内のトークを言葉にし、音声と共にお届けします。今回は2021年4月9日放送分から。

『犬山の遠吠え!やってまーす』今回の番組トーク音声はこちら

こんばんは、犬山紙子です。

今回もリスナーさんからのお便りを紹介していきます。

犬山さん、こんばんは。

私は元々、女性とお付き合いすることが多かったのですが、去年の9月から男性(オタク仲間)と付き合っています。とても私のことを大切にしてくれるし、私も彼が好きですが、2回目の緊急事態宣言で1カ月ほど会えなくなり、最初の1週間は「会いたいなあ」と思っていたのですが、途中からだんだん会いたくなくなってしまいました。

先日推しのライブがあって彼と会うことになったのですが、なんだか「気持ち悪い」と嫌悪感を抱いてしまったのです。完全に「蛙化現象」が起きています。

男性に関してトラウマが少なからずあるので、それも響いているのかもしれないですが、彼とこの先も一緒にいたいかというと微妙です。でも次に誰かと付き合ったとして、またこんな気持ちになるのが嫌です。1人の人と付き合うより、多くの人にチヤホヤされている方が安心してしまうところがあります。

自己評価の低さから蛙化現象が起きることが多いようですね。私は自分に自信を持つ方法を忘れてしまったような気がします。今まで、自虐をユーモアの道具として使ってごまかしてきましたが、この呪いがはがれなくなる前にやめたいです。どうしたらもっと自分を大切にできるようになるのでしょうか?

まずこの文章に出てくる「蛙化現象」について説明した方がいいですね。

「蛙化現象」とは、片思いの時は本当に好きだったはずなのに、振り向いてくれた途端に相手を気持ち悪く感じてしまう現象のこと。

私も過去に何人かの女の子から似たような相談を受けたことがあります。「自分に振り向いた相手のことは好きになれなくて、自分に振り向かない相手のことを好きになる」と。

見極めるべきは「過去の恋愛でも同じことがあったか」?

この相談者さんは、とても自分を客観的に分析されていますね。

詳細は分からないけど、嫌悪感を抱いている相手と無理やり付き合い続ける必要はないのかな、と個人的には思います。

今までの恋愛を振り返って、誰かと付き合うと必ず嫌悪感を抱くわけではないのであれば、今の相手と相性が良くないのかもしれないですね。でも、しんどいのは「この先も誰かと付き合ったときに同じ気持ちになったらどうしよう」という不安ですよね。

この相談者さんは「男性に対してトラウマが少なからずある」とのこと。

自分で自分のトラウマに向き合うのは辛いこともあると思いますし、だからこうやってメールをくださっているのかな。もし心の余裕があれば、カウンセリングに行くなどプロの力を借りて向き合ってみるのもいいかもしれません。

チヤホヤされたいのは、自分を肯定して欲しいから

あと、この文章にある「1人の人と付き合うより多くの人にチヤホヤされている方が安心してしまう」という悩み。

相談者さんが今求めているのは、パートナーとの深い関係より、いろんな人からの肯定。それでなんとか自分を保ちたい……SOSのようなメッセージだと感じました。

自己評価が高くなって自信がつけば、いろんな人からのチヤホヤも必要なくなるのかな。でも、自己評価を高めるというのも言われて簡単にできることでもないですし。いったん自己評価が低い状態を「しょうがないよね」とヨシヨシするのも良いと思います。

「私だったら大丈夫」と声に出してみる

「自分を大切にする」って、きれい事だと言われることも多いけど、大事だと思います。

私も仕事関係で自信がなくなって、落ち込む日もあります。いろんな嫌な気持ちが連鎖して、丸1日抜け出せないこともありました。

だけどそんな時、鏡を見て「でも、ええんちゃうん?」と声に出してみたところ、案外響いたんです。

今しんどいことを否定しないで、しんどくてもええんちゃうって。自分の気持ちを否定・無視しないところから。

あとは、最初から自分を大切にするのは難しいけど、周りの友達や好きな人を心から大切にすると、自分を大切にする方法もちょっとずつ見えてくるのかな。

「友達に接するのと同じように自分にも接するとええんや」って。

ラジオ番組『犬山の遠吠え!やってまーす』最新のトークはこちら

毎週木曜日、深夜0時30分からMBSラジオ(AM1179/FM90.6)で放送する他、アプリやネットで楽しめる「radiko」でも生配信。また、過去の放送は音声配信サービス「Radiotalk」で聞くことができます。

(トーク:犬山紙子、文:高橋千里)

※この記事は2021年05月15日に公開されたものです

犬山紙子

1981年生まれ。エッセイスト。美人なのになぜか恋愛が上手くいかない女性たちのエピソードを綴ったイラストエッセイ『負け美女』(マガジンハウス)で作家デビュー、女性観察の名手として注目を浴びる。SPA!やananなどで連載中。「スッキリ!」、「みんなのニュース」などコメンテーターとしても活躍する。

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