寸志の意味とは? 言葉の使い方や金額・渡し方&受け取り方
「寸志」を渡す場面とは?
では、どのような場合で「寸志」を渡すのでしょうか。プライベートとビジネスに分けて確認していきましょう。
プライベートの場面
「寸志」を渡す場面として、結婚式やお葬式が挙げられます。どちらともお礼の気持ちを込めて「寸志」を贈ります。
まず、結婚式であれば新郎新婦が披露宴を手伝ってくれた人へ「寸志」を渡します。
お葬式の場合であれば、喪主が遺体を取り扱ってくれた霊柩車の運転手や火葬場の係員などに渡します。
しかし、場所によっては「寸志」の受け取りを禁じているため、事前にスタッフへ確認してみましょう。
ビジネスの場面
ビジネスの場面では主に2つ、会社から支給される「寸志」とビジネスが絡んだ行事の「寸志」が挙げられます。
まず、会社から社員へ支給される「寸志」は本来の給料ではないが、ボーナスほどの額でもないという意味を持ちます。特に新入社員やパート、アルバイトはボーナスではなく、「寸志」として金銭を支給されることがあります。
次にビジネスが絡んだ行事の「寸志」についてです。
会社では歓迎会や新年会、忘年会をはじめ、さまざまな集まりがあります。その集まりの幹事が部下であった場合や、参加しているメンバーの中で自分が一番目上の存在である場合に、幹事に対して「寸志」を渡しましょう。
ここでの渡し方は、タイミングが重要です。お金の管理が複雑にならないよう、集まりが始まる前に幹事へ渡しましょう。また、相手を立てるために目立たないよう渡すことも求められます。