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傾聴とは? 「話を聞くスキル」を高める心理テクニック

浅野寿和(心理カウンセラー)

傾聴力を身につけるために意識すべきこと

傾聴力は一朝一夕で身に付くものではありません。傾聴力を身に付けるために日頃からどんなことを意識すべきかを解説します。

(1)日頃から相手に興味を持つ

普段の会話や関わりの中でも、相手はどんな気分なのか、どういうことを求めているのかを考える意識を持つことです。

ただし、「相手の気持ちに同意すること」と共感は違います。「私もそう思う」ではなく、「相手の気持ちを知り、寄り添うこと」がポイントです。

参考記事はこちら▼

他人への興味を持つのが難しいと感じる人へ。対処法を解説しています。

(2)沈黙を恐れない

傾聴力を身につけるためには「沈黙を恐れないこと」も必要です。沈黙にも意味がある、相手のための時間だと考えておくと良いでしょう。

つい会話の中で生じる空白に不安を感じて自分から話をしてしまうこともあるかもしれませんが、自分の不安で相手が話す時間を奪わないように意識しましょう。

参考記事はこちら▼

沈黙を恐れないのは、聞き上手になるためにも重要なこと。聞き上手になる方法については、この記事で解説しています。

(3)多様な価値観を認める

相手を理解するには、自分の価値観で物事を決めつけてしまわないようにする必要がありますが、これがとても難しいことなのです。

自分の価値観からできるだけ自由になるために、普段から多様な人と接し、その価値観に触れて学び、認める習慣を持つと良いでしょう。ここは学びと経験が物を言います。

(4)思い込み・自己否定を手放す

思い込みが強い人、自己否定が強い人も傾聴が難しくなります。

傾聴には自分に対しても真摯な態度を取ることが求められますから、特に自分を否定しがちな人は自分の価値について認めておくといいでしょう。

参考記事はこちら▼

自己否定しがちな人の特徴と対処法を、精神科医のさくらさんが解説しています。

傾聴を心掛けてコミュニケーションの質を高めよう

傾聴は、相手に自分を信頼し、心を開いてもらうための大切な手段。ぜひ「聴く力」に興味を持って取り組んでみてくださいね。

(浅野寿和)

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※画像はイメージです

※この記事は2021年04月27日に公開されたものです

浅野寿和(心理カウンセラー) (心理カウンセラー)

カウンセリングサービス所属・心理カウンセラー・講師

20代に苦難を心理学で乗り越えた経験から、カウンセラーとなった。恋愛・夫婦問題、男性心理分析、家族・職場などの対人関係、自分らしさを取り戻すなどジャンルに多数の実績を持つ。年間400件以上の面談カウンセリングを行う現場主義の実践派。行政の自作対策事業にかかるカウンセリングや外部ビジネスセミナー講師も担当。口癖は「どんなことにも事情があるよね」。ちょっとだけ予約の取りにくい人気カウンセラー。

名古屋を活動のベースに、東京・大阪・福岡&オンライン上で活動中。

心理カウンセラー浅野寿和オフィシャルサイト:https://asanohisao.jp

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