「続柄」の読み方とは。住民票や年末調整の書き方も解説
続柄を書く時に間違えやすいポイント
続柄を記入する時に、間違えやすい箇所がいくつかあります。そこで、正しい続柄を記入するために気を付けておきたいポイントを最後に解説しますね。
きょうだいがたくさんいても「子」
子どもやきょうだいの続柄で間違いやすいのが、「長男」や「次女」と記入してしまうこと。続柄の表記では、親がきょうだいの続柄を書く場合、たくさんいても全て「子」と記入するので、具体的に書きすぎないように気をつけましょう。
また、きょうだいの続柄を書く場合も「長男」や「次女」といった順番などは記入しません。自分から見て下のきょうだいなら、すべて「弟」や「妹」と書きます。
複雑に考えず、シンプルな表現で記入すると失敗しにくくなりますよ。
誰を基準にしているかチェックする
続柄は基本的に本人との関係を問われるものですが、書類によっては世帯主など本人ではない人が基準になっているものもあります。
続柄を記入する時には、必ず誰が基準になっているかをチェックしてから書きはじめてくださいね。
提出する書類によって書き方が変わる場合がある
続柄の表現方法を詳しく紹介しましたが、提出する書類によって書き方が変わる場合があります。
例えば、婚約者の場合は「夫(未届)」「妻(未届)」と記入しますが、そのまま「婚約者」と記入しても良いことも。
そのため、分からないときは担当者に聞いてから記入しましょう。
自分の気持ちを基準にしない
「妻(未届)」のような表現は、事実婚を選んだカップルにとっては、気持ち的に書きたくないと思うかもしれません。
しかし続柄の表現は古くから使われていた言葉なので、新しい家族関係には対応しきれていないケースがあります。あくまでも書類上の表現だと割り切り、自分の気持ちを優先しないようにしてくださいね。
「続柄」をきちんと理解して正しく記入しよう!
「続柄」は、第三者に自分と対象となる人が、どのような家族関係なのかを分かりやすく伝える言葉です。
ただ、決められた表現があったり、対象となる人によって書き方が変わったりと、記入する時ほど迷ってしまいがち。スムーズに書くためには、法則性や間違えやすいポイントをしっかり理解しておくことが重要です。
もし、書き方が分からない時には、本記事を参考にしたり担当者に聞いたりしながら、正しく記入するようにしましょう。
(kirara)
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※この記事は2021年04月16日に公開されたものです