どっちで書く? 「そ」の書き方に見る世代間ギャップ
エッセイスト・TVコメンテーターとして活躍する犬山紙子さんが、恋愛・人間関係・趣味などあらゆるテーマで語るラジオ『犬山の遠吠え!やってまーす』。本連載では番組内のトークを言葉にし、音声と共にお届けします。今回は2020年1月22日放送分から。
こんばんは、犬山紙子です。
先週、リスナーさんから「周りの目を気にしてやめていることはありますか?」というお便りをいただいて、「家で音を立ててオナラをしない」という0点の回答をしてしまったのがずっと心に引っ掛かっていて(笑)。
他にないかなと改めて考えたんですが、ありました! 「若い子たちが『古っ!』って思うことをする」のをやめてます。
例えば私たちの世代って、若い頃に携帯で撮る写真を「写メ」って言ってたんですけど、今の若い子と話す時にその言葉を出すと「え、写メって何?」って返されると聞いてから、もう絶対に言わないようになりました(笑)!
「感性が古い」と思われたくない
あとは、平仮名の「そ」の書き方。
私たちの世代だと、左上にちょんって点を打って、しゅしゅしゅって残りの線を引く、二筆書きの「そ」を書く人が多いんですけど、今の若い子たちって一筆書きなんですね……!
それを知ってから、私は「そ」を書く時は一筆書きにするようになりました(笑)。
おそらく私は、若く見られたいというより、「感性が古い」と思われるのがしんどい。
見た目とかは年相応でいいし、年齢を重ねることも素晴らしいし、どちらかといえば年齢を重ねた方が知識が増えて見える世界が広がるからいいんですけど。
感性が古いと思われないようにだけ気を付けながら、日々を過ごしていま……いや、感性が古いってそういうことじゃないな……これからもどうどうと写メ、二筆書きのそを書こうと思います!!
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毎週木曜日、深夜0時30分からMBSラジオ(AM1179/FM90.6)で放送する他、アプリやネットで楽しめる「radiko」でも生配信。また、過去の放送は音声配信サービス「Radiotalk」で聞くことができます。
(トーク:犬山紙子、文:高橋千里)
※この記事は2021年02月19日に公開されたものです