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あなたの恋愛がうまくいかない理由。うまくいかない人の特徴と改善策

広瀬絵美

恋愛がうまくいかない理由とは?

では、あなたの恋愛がうまくいかなくなる理由は、どこにあるのでしょうか?

(1)つらい経験により強烈な不安を抱えているから

恋愛に不安はつきものです。

好きと不安は表裏一体ですよね。ただ、過去につらい経験がある場合、この不安が普通以上に強くなることもしばしば。

例えば、過去に浮気をされた、父親が不倫をしていた、元彼がギャンブル依存で苦労した……。このように、異性関係での苦労や傷ついた体験がある場合、「今の彼も同じことをするのではないか?」と思ってしまいます。

ただ、彼からすると元彼と自分は違う人間なので、あなたの強い不安を向けられた時に「重たい」「苦しい」と感じてしまうことも。

(2)自分の願望を彼で満たそうとしているから

人には欲求があり、その欲求は階層構造になっています。

1番最初の欲求は、生理的欲求(食欲・睡眠欲など)。これが満たされると今度は安全欲求(安心・安全に暮らしたい)、そして親和欲求(他者と仲良くしたい)、承認欲求、最後に自己実現が続きます。

これは「マズローの欲求階層」と呼ばれています。私たちは仕事・プライベートなどのさまざまな領域でこれらの欲求を満たそうと試みています。人生はこの欲求を満たす旅ともいえるでしょう。

この欲求が満たされている時は良いのですが、満たされていない時、人は精神的に不安定になりがちです。

例えば、寝たいのに眠れない(生理的欲求)、外出したいのに普段通り外出できない(安全欲求)という時、イライラして誰かに当たりたくなったり、絶望的な気持ちになったりする人もいるかもしれません。

同様に、「友達の方が仕事もプライベートも充実している」など、自分自身の承認欲求が満たされていない時、無意識のうちに彼氏で欲求を満たそうとしてしまうことがあります。

高価なプレゼントを買ってもらう、同世代では行けないような高級レストランに連れて行ってもらうなど、彼を通して自己実現しようとすると、その関係は依存関係になり、悲しい結末を招きがちです。

(3)無意識のうちに相手の役割を決めつけてしまっているから

人は無意識のうちに他者に対して何かを求めています。これは「役割期待」と呼ばれます。

例えば、「お母さんがごはんを作る」というのも役割期待の1つ。自分自身の家庭環境や映画・ドラマ・アニメなどの情報を通し、「ごはんを作るのはお母さんの役割である」と無意識に刷り込まれているのです。

逆に、お父さんが料理をする家庭で育っていれば、「お父さんがごはんを作るもの」といった期待を無意識に抱くかもしれません。

このような役割期待は、当然恋人にも向けられます。「彼がデートのプランを立てるべき」「恋人なら家まで見送るべき」など、さまざまな「べき」が増えるほど、相手への期待も増大。

そして期待に応えてもらえないと感じると、それがけんかの種になってしまいます。

(4)期待に応え過ぎてしまうから

反対に、自分に負荷を掛け過ぎて破綻するパターンも。

「いつもきれいにしていなくちゃ」「返信は遅れちゃダメ」など、自分にプレッシャーを与え過ぎることで疲れ切ってしまいます。

そうすると、彼と会うことがおっくうになっていき、関係が悪い方向へと進んでしまうこともあります。

(5)「彼の行動=課題」と捉えてしまうから

心理カウンセリングでは、「課題の分離」という考え方があります。

これは、相手の課題を自分のものと捉えてしまうと、自分が苦しくなってしまうので、相手の課題まで背負わないようにしましょうね、という考え方です。

例えば、「彼は返信がいつも遅いんです。だから1時間以内に返信するというルールを作っているんです」というお話。よく考えると、返信が遅いという課題は彼の課題であるのに、返信時間というルールを作って彼女が解決に導こうとしています。

恋愛だけに集中してしまうと、モグラ叩きのように彼の課題を解決するマシーンとなり、へとへとになって交際破綻……というパターン、実はとっても多いです。

次ページ:恋愛がうまくいかない女性に見られる特徴

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