「ンゴ」とは? 意味や語源・使い方を解説【ネットスラング大辞典】
「ンゴ」の使い方(例文付き)
失態を嘲笑する意味で使用する際は、「ンゴ」に加えて「w」を追加し、「〜ンゴwww!」といったように嘲笑の度合いを強めるような使い方をされることもあります。
また、「ンゴゴゴゴwwwww」のように「ゴ」を増やすことで感情の振れ幅や嘲笑度合いをさらに拡張するような使われ方もよく見られます。
またその語感の良さから派生した使用例として「しょうがないンゴねぇ……」や、「悲しいンゴねぇ……」など「〜ンゴねぇ」といった表現もあります。
一例を見てみましょう。
・「あの投手また炎上してるンゴw」(「あの投手また炎上してるよ(笑)」 ※失態を嘲笑するようなニュアンスでの使い方)
・「また遅刻して上司に怒られたンゴ!」(「また遅刻して上司に怒られちゃったよ」 ※自虐を込めたニュアンスでの使い方)
・「タピオカミルクティーうまいンゴ!」(「タピオカミルクティーおいしい!」 ※特に意味をなさず語感の良さを楽しむ使い方)
言葉そのものに意味はなくとも、語尾に「ンゴ」を加えることで砕けた表現や、柔らかい表現にも見えることから、使い勝手良く普及した側面もあるでしょう。
時代と共に意味や使われ方が変化してきた「ンゴ」
「ンゴ」は2008年頃に生まれたネットスラングですが、10年以上を経過した現在では、全く異なる使われ方になりました。
非常に広く普及したこともあり、今やその語源を知らない人も多いのではないでしょうか。
時と共に意味や使われ方に大きな変化が見られるのも、ネットスラングの面白さの1つですね。
(落合正和)
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※この記事は2020年12月03日に公開されたものです