「フレキシブル」の意味とは? 柔軟に対応するポイント4つ
フレキシブルな対応をする上でのポイント
では、ビジネスでフレキシブルな対応をするには、どのようなことを心掛ければいいのでしょうか? ポイントを4つ紹介します。
(1)柔軟と曖昧は似て非なるものと理解する
気を付けるべきポイントは、柔軟は決して「曖昧にする」ことではないということです。
その場その場の状況を鑑みて対応の最適解を探ることと、「とりあえず、まぁいいか」と曖昧にすることは天と地ほどの違いがあります。
まずは現状の理解を怠らないこと。それを繰り返すことで、フレキシブルに対応できます。
(2)意思決定を放棄・先延ばしにしない
「物事は決めないと決まらない」という恐ろしい性質があります。特に、ビジネスシーンでは「時間を置いて後で考える」ことが許されないことが多々あります。
とにかく現時点で得られる情報から、意思決定を行いましょう。そうしないと、業務は進みません。
間違えた時は軌道修正すればいいのです。それがフレキシブルな対応です。
(3)「空気を読む」の意味を履き違えない
柔軟という言葉が、「空気を読む」「誰かを否定しない」「全員で気持ち良く進める」という意味に捉えられることがあります。
しかし、求められる柔軟性とは「空気を読む」ことではありません。
何度も言いますが、フレキシブルな対応とは多数の利害を理解した上で、最適な判断を下すということです。それぞれの意見をしっかり吸い上げ、その時々で正しいを判断してください。
(4)自主性を意識する
柔軟性は気を抜くと「流されているだけ」になる危険性があるため、自主性も重要になります。
フレキシブルな対応とは、実態として「君に任せるから良しなにやって!」という意味にもなりますので、分からないことが発生したら「分からないから」と放置せず、必要な人に確認を取り、物事を前進させる自主性を持ちましょう。
現状から目を背けずに丁寧に仕事をすることが大切
冒頭でも触れたように、大抵「フレキシブルに対応して!」と言われる時は、上司が忙しい、現場が混乱している、方向性の合意はできているが具体性が乏しい……なんて時です。カタカナ語で誤魔化してはいますが、「うまくやってほしい」というのがその真意なのです。
自主性や行動力は必要になりますが、「現状から目を背けず、丁寧に仕事をする」ということを心に留めて頑張りましょう。
(ぱぴこ)
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※この記事は2020年09月29日に公開されたものです