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自意識過剰になる原因と5つの克服法

小日向るり子

自意識過剰になる原因と心理

では、なぜ自意識過剰になってしまうのでしょうか。その原因と心理状態を解説します。なお、以下に挙げる原因が1つ当てはまるから自意識過剰になるということではなく、複数の要因が絡み合って自意識過剰な状態を作り出している場合もあります。

(1)世間体を意識せざるを得ない環境

例えば、各家庭が密接に結び付いて1つの社会を形成しているような地域には、良くも悪くも「人から噂をされるような目立つ言動はなるべく慎むべき」という文化があることがあります。

こうした世間体を意識する振る舞いを幼少期に親などから刷り込まれて育った場合、常に他人の目を意識して行動する癖が付きやすくなります。

(2)自己肯定感の低さ

自己肯定感が低い人は自分に自信が無く、そのため物事も悲観的に考えてしまう癖が付いています。例えば、誰かと目が合っただけで「自分が変だから見ているのだ」などとネガティブに考えてしまい、そこから負の思考のスパイラルに陥ってしまうのです。

自意識過剰な自分に苦しんでいる方は、このタイプが最も多いです。

(3)マイノリティーな言動や容姿に対するトラウマ

自分が好きなことをしているだけなのに、変わっているといじめられたり、容姿をからかわれたりした経験を持つと、それがトラウマとなってしまう場合があります。

つまり、自己防衛として周囲の目を敏感に察知して、なるべく目立たず行動するようになってしまうのです。

(4)過剰な承認欲求

これは前述したトラウマとは逆で、特技や容姿で思わぬ称賛を得たことによって、他人から承認されることに快感を覚え、自意識がエスカレートしていくケースです。

最近はインターネットの普及によって、簡単に自分を表現して自己顕示欲を満たすことができるようになりました。そのため、こうしたタイプの自意識過剰な人が増えています

(5)負けず嫌いな気質

負けず嫌いな人は、人と競争して「勝つ」ということによって自分の存在価値を確認する傾向があります。そのため、常に他人を意識して自分が上になるような状態を作ろうとします。

このタイプの自意識過剰は本人にとっては当たり前の思考であるため悩みになっているということはあまりなく、むしろ周囲がその自意識の過剰さに困惑しているといったことが多いです。

次ページ:自意識過剰の克服法

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