失恋から立ち直る方法。とっても簡単な2つの手段とは
失恋から立ち直る方法(その1)⇒筋トレ
前述の通り、人間は同時にいくつものことを考えることができない不器用な生き物で御座います。
ですのでもしも皆さまが何かについて真剣に考えていれば、失恋のことは忘れることができるでしょう。逆に失恋のことばかり考えていたら、それ以外のことが疎かになるのもまた間違いありません。
失恋から立ち直ろうとしている方は「彼のことを考えないようにしよう」と考えてしまいますが、それは悪手なのです。「彼のことを考えないようにしよう」と考えるということは、彼のことを考えることにほかなりません。
そのため彼のことを考えるのではなく、別のことに真剣になって間接的に彼を忘れる方が簡単なのです。
とはいえ、「何か別のことを考えよう」と思っても、簡単に別のことを考えることはできません。どれほど考えようとしても、ふと彼のことを考えてしまうのが人間という生き物の悲しい性なのです。
それではどうすればいいか。
苦痛に走れば良いのです。
例えば、今この瞬間、皆さまの目の前に拳銃を持った男が現れたとしましょう。黒いサングラスにニット帽。今時珍しいほど分かりやすい格好をしたその男は銃口をこちらに向けながら一歩ずつ皆さまに近寄ってきます。
と、もしもこんなことがあったとして、その時になっても「彼との恋が忘れられない」なんて考えている方がいたら、これはもうアーティストにでもなった方が良いでしょう。通常の人間からはかけ離れた異常性。良い意味でも悪い意味でも、まともでは御座いません。
人間は命の危機や苦痛に対しては非常に強い集中力を発揮する生き物なのです。
とはいえ本当に命の危機に身を晒すわけにはいきませんし、自傷行為などもってのほかでしょう。
もっと建設的で健全で、安全で効果的な方法が存在するのです。
それはずばり筋トレ。
何もジムに行って鍛えろとは言いません。スクワットでも腹筋でも腕立て伏せでも何でも良いでしょう。
言うまでもありませんが筋トレはキツく苦しいもので御座います。私もジムに通っていますが、あんな苦しいことは一刻も早くやめたいとしか思いません。
ですが筋トレで苦しんでいる間、皆さまの意識は必ずその苦しみに集中するのです。
腹を刺された時に「こんなことなら最後に好きって言っとけばよかったな」なんて言えるのはラノベの主人公だけで、私たち凡人は痛みに意識が集中してしまうのです。