過半数以上の働く男女が今、満足していないこととは？

寝具メーカーの西川では、社内研究機関である「日本睡眠科学研究所」監修のもと、「ビジネスパーソンの健康意識と睡眠に関する調査」を実施。今回は特に「健康になりたい人」に対象を絞り、健康への意識と実態を睡眠に絡めて明らかにしました。

「ビジネスパーソンの健康意識と睡眠に関する調査」

1．健康を求めていても、具体的に策を講じている人は半数に留まる

Q. あなたは健康になるために何か意識して行なっていますか？

健康になりたいと願うビジネスパーソンは、そのために何らかアクションしているのでしょうか。実践の有無をたずねたところ、「行っている」と答えたのは56.7％で、「行っていない」が43.3％と、実行に移せている層は半数強に留まることがわかりました。調査に回答した20代～50代すべてに見られる傾向でした。

Q. あなたが健康になりたい理由は何ですか？

また、そもそもなぜ「健康になりたいのか」理由を聞いてみると、20代が「なんとなく」（35.7％）と考えている人が多い一方、30代では「生活環境の変化があったから（結婚・出産・昇進・転職等）」（43.8％)、「家族の介護をする必要があるから」（33.3％）。

40代では「自分が重い病気を経験したから」（51.4％）、「仕事をばりばりしたいから」（36.9％）、50代では「世話してくれる人が自分以外いないから」（37.9％）、「家族や周りに迷惑をかけたくないから」（33.7％）が上位に来ており、ライフステージごとに健康に思いを巡らせるさまざまな要素があることが浮き彫りになりました。

2．「睡眠の改善」は無理なく取り入れられる健康への第一歩

Q. あなたが今後、健康のために無理なく取り入れやすいと思うものは何ですか?　(複数回答）

ビジネスパーソンが、健康のために今後生活に無理なく取り入れられそうと考えている手段は何かを聞いたところ、「睡眠時間を確保するようにする」（42.5％）、「ランニングやウォーキング、ストレッチ」（37.1％）、「質のいい睡眠をとるようにする」（36％）がトップ3と、1位と3位に「睡眠」に関するものがあがりました。

そのほか、睡眠関連でいうと「寝具を変えて寝る習慣を整える」も17.4％と、睡眠の質改善のために寝具に着目する層も一定数いることがわかりました。食事や運動に比べて「まずは睡眠から」という意識が高いことがうかがえます。

Q．あなたは今後、健康になる・健康を維持するために、何かをしたいと思いますか？

合わせて聞いた「あなたは今後、健康になる・健康を維持するために、何かをしたいと思いますか」という問いに対しては、「自分の手の届く範囲でしたいと思う」（65.5％）が「積極的にしたいと思う」（27.5％）を大きく上回っており、多忙なビジネスマンにとって、身の丈にあった敷居の高くない健康法が求められていることが見て取れます。

3．ビジネスパーソンは睡眠の質に満足出来ていない

Q．あなたの睡眠の満足度はどれくらいですか？

前項で述べたように、数ある健康への手段の中で「気軽に始められる」と考えられている「睡眠」に関するアプローチですが、ビジネスパーソンは今現在の自らの眠りの質にどの程度満足しているのでしょうか。

睡眠の質（熟睡、目覚めの良さ）の側面から聞いたところ、「満足していない」（全く満足していない、あまり満足していない計）が57.9%と、10人に6人が自身の睡眠に満足できていないという結果になりました。

4．眠りの満足度と寝具の寝心地との相関関係

Q. 「寝具の寝心地」と「睡眠の満足度」について

質の良い睡眠をとって健康を手にするには、どんな手段が考えられるでしょうか。一定の「睡眠時間の確保」は前提条件となりますが、見逃せないのが「睡眠の質」を高めることの重要性です。

今回も「睡眠の満足度」と「寝具の寝心地」の関係性に着目して調査をした結果、寝具の寝心地に「十分に満足している」人は、睡眠の質にも「十分に満足している」（59.7％）傾向があり、反対に寝具の寝心地に「全く満足していない」人は睡眠の質にも「全く満足していない」（71.2％）ケースが多く、両者には高い相関関係があることがわかりました。

「ビジネスパーソンの健康意識と睡眠に関する調査」
調査対象：20～50代で「健康になりたい」と思うビジネスパーソン男女600名（日本居住）
調査期間：2020年1月31日～2020年2月2日
調査主体：西川

 

（マイナビウーマン編集部）

※この記事は2020年03月24日に公開されたものです