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偉そうな人の特徴とは? 偉そうにする心理と対処法

笹氣健治(心理カウンセラー)

上手な距離感とは? 偉そうな人とのかかわり方

偉そうな人が周りにいると非常に面倒くさい思いをします。うかつな行動をしてしまうと執拗に攻撃をしかけられてしまう恐れもあります。

周囲の偉そうな人たちへの対応は、なるべくかかわらずにスルーすることが基本です。とはいえ、仕事の都合でどうしてもかかわらなければならないときもあるでしょう。

そこで、先ほどの3つの分類それぞれに応じた対処法について紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

(1)尊大な態度を取る人への対処法

丁重に持ち上げながら操作する

特別扱いを望むような態度に出られたときは、なかなかスルーするのは難しいでしょう。そんなときは、相手の言い分を逆手にとって、こちらのルールに従わせるという方法が使えます。

例えば、「わたしはこの会社に長く勤めているのだから、わたしの希望は優先されるべきだ」といった態度を取る人がいたとします。

ここでは「ルールはルール」「みんな平等」といったロジックは通用しません。

このような場合、「長く勤められていて会社に最も貢献されているおひとりですよね。そういう偉い人が率先してルールを守られると、会社はより良くなっていくと思うんですよ」といった旨を伝えてみてください。

つまり、「自分は偉い。だから大事にされるべき」という言い分を、「あなたは偉い。だからみんなの模範になるべき」というようにすり替えるのです。

いったん丁重に持ち上げて自尊心を満足させておくことで、偉い人こそ模範的な行動をするべきだという考え方を飲み込みやすくなります。そうやってわがままな相手を操作する高等テクニックです。

相手の言い分を否定する

毎度のことで、どうしてもムカついて耐えられない。なんとかしてやり込めたい。そんなときには、覚悟を決めてズバリ言うという手段もあります。

「わたしはこの会社に長く勤めているのだから、わたしの希望は優先されるべきだ」と主張されたら、「それとこれは本当に関係あるんですか?」と相手の言い分の前提を否定します。強く反発するのではなく、冷静になって淡々と言うのがポイントです。

もし「会社に長く勤めているってことは、それだけ会社に貢献しているってことだから……」と言い返されたら、「会社に貢献していることと、希望が優先されるべきというのは関係があるんですか?」と、相手のロジックをぶった切ります。

そもそも理不尽なわがままなわけですから、相手は何も言い返せずに引き下がる可能性が高いです。

とはいえ、そのあとのネチネチした嫌がらせにつながることも十分に考えられますので、この対応は、会社を辞めるくらいの覚悟を決めたときだけ使うようにしたほうがいいでしょう。

(2)自慢げな態度を取る人への対処法

自慢に付き合ってあげるフリをする

自分はいかにすごいのか、何度も繰り返し自慢話をされてうんざりしている相手に対しては、割り切って積極的に話を聞いてあげるのもひとつの方法です。

その際は、真剣に話を聞く必要はありません。相手は誰かに聞いてもらいたいから話しているだけなので、適当にあいづちを打ち、ところどころで「すごいですね」と言ってあげていれば、そのうち相手も満足して話を切り上げてくれるでしょう。

その間の時間がもったいないと思うときは、“聞いてあげているフリ”をしながら別の考えごとをすればいいのです。どうせ相手は自分が話すことに夢中になっているので、こちらが上の空で聞いていることにも気づかないはずです。

張り合わない

相手の自慢話に対して、「それならわたしのほうがすごい」「もっとすごい人を知っている」と思うことがあっても、決して張り合わないほうがいいでしょう。

相手は意地になって自分の優位性を主張しようとします。話が長くなったり、悪い印象を持たれてしまったりしかねません。

「そうなんですね。すごいですね」と適当にあしらって、無駄な会話は早く終わらせるに限ります。

(3)高飛車な態度を取る人への対処法

ストレスをためないようにする

人をあごで使う態度はとてもムカつくものです。しかし、下手に言い返したり反抗的な態度を取ったりしても相手を怒らせるだけ。何もいいことがありません。

ここは黙ってひたすら耐えて、相手の言いなりになるのもひとつの処世術です。

「あんた何様?」と思ったとしても、そこはぐっとこらえるべきで、その際にはストレスをためないことに意識を向けましょう。

そのために役立つ考え方として紹介したいのが、自分のことを他人事のように捉えてみるという視点です。

例えば、「あ~あ、わたしは面倒くさいやつに捕まってしまったな」「前にこういうことがあったのはいつだったっけ?」「この人はほかでもこんな態度を取るのかな。他人との優劣によってしか自分の価値を感じられないなんて、かわいそうな人だな」といったようなことを考えれば、嫌な気持ちにどっぷり浸かることを多少なりとも防げるはずです。

客の場合は店の代表者としてキッパリ断る

いくら相手がお客様だったとしても無茶な要求であれば断るべき場面があるかもしれません。

そのときに注意したいのが、理屈で説明しないことです。「今は対応できるスタッフがいない」「お客様だけに特別扱いするのは不公平になる」といった理由を言って納得させようとしても、聞く耳は持たないでしょう。

そういうときは、「当社の方針で対応しかねます」の一点張りで貫き通すのが得策です。

話し合いで納得してもらおうとしても、弁が立つ相手なので、かえって話がこじれて問題が大きくなりかねません。

マウンティングをしかけてきている人だなとわかった時点で、話し合いは意味がないと考えて、腹をくくって要求を拒絶することが、結果的には最短の解決となります。

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