「守銭奴」と言われないためには? 特徴と心理を解説
「守銭奴」と言われないためには?
「守銭奴」は一概に悪いとはいえないものの、周りからそう見られるのは嫌だという人もいるでしょう。
そんな方のために、「守銭奴」と言われないための方法をお伝えします。
1.絶対に使う額を決めて使い切ってみる
お給料をもらったら、「絶対に使い切る金額」を決めてその額を必ずひと月で使い切ることを数カ月続けてみましょう。
その際に、すべて自分のためだけに使うのではなく、少額でも他人のために使うということを取り入れてください。貯めることだけでは得られない楽しさや、人から感謝される喜びなど、お金に換算できない感情を体験するのです。
2.お金の話をしない
家でひとり通帳を見たり、株価の動向を見てニヤニヤしたりしているのはまったくかまいません。守銭奴タイプは趣味が「お金」ですから、趣味のものを眺めて悦に入ることは個人の自由なのです。
しかし、そうしたことを他人に話したり儲け話にばかり飛びついたりしていると、他人は不快感を覚えることも。TPOをわきまえることを意識しましょう。
3.刹那的な思考を意識する
未来のことは誰にもわからないので、不安になることは誰にでもあります。しかしそこにばかり焦点を当てていると、お金を貯める執着から解放されることはありません。
お金のことを考えている自分に気づいたら、「なんとかなるさ」「明日は明日の風が吹く」など刹那的な言葉を口に出して、自分に言い聞かせてください。声に出すことによって頭に記憶されやすくなります。
そうして思考の癖を少しずつ修正していくのです。
「お金」とはあくまでも手段である
アメリカの学者であるハンセンは、人生におけるキャリアプランを考えるときには「人生の役割=4つのL」を基本にし、それをパッチワークのように組み合わせながら考えることを提唱しています。
その4つのLとは「労働・Labor」「学び・Learning」「愛情・Love」「余暇・Leisure」です。
そして、これらを充実させるためのツールに「健康」と「経済」があります。つまり、経済=お金とはあくまでもツール(手段)なのです。
目的と手段をはき違えないように意識して生活することが、充実した人生につながっていくのです。
(小日向るり子)
※画像はイメージです
※この記事は2020年03月16日に公開されたものです