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インタビュー 映画

この夏いちばん熱い恋愛映画。沢村一樹&志尊淳『劇場版おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~』インタビュー #恋するシネマ

マイナビウーマン編集部

私たちより何年か先に生まれただけなのに、色気と包容力があってかっこいい。でも、そんな彼らにも苦悩があるのだろうか。未知の「大人の男」に焦点を当てて、彼らの魅力や実態に迫る特集です。

恋とは、愛とは何か。

恋愛経験を重ねるたびにわからなくなる「恋」と「愛」の価値観。大人になると、ここに結婚の問題まで絡んでくるから余計ややこしい。

そんなこじれた恋愛観を、たった2時間で純粋だったあのころに引き戻してくれるのが、『劇場版おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~』。2018年に一大ムーブメントを起こし、流行語大賞トップ10にもノミネートされたあの大人気ドラマの続編である。

この作品には、性別や年齢の垣根を超えた、超・純粋なラブストーリーが刻まれている(ちなみに恋愛のトキメキを忘れかけていた筆者は初見でめちゃくちゃ号泣したのであと3回は映画館に通おうと思う)。

そして何より、スタッフ・キャスト・ファンの愛が詰まった、まさに「ラブがとまらない」というキャッチコピーがぴったりな作品だと感じた。

いったいどれほどの愛が原動力となり、この作品が生み出されたのか。映画版の新キャストとして登場する、狸穴迅役の沢村一樹さんと、山田正義(ジャスティス)役の志尊淳さんにお話をうかがった。

映画に散りばめられた「愛」への向き合い方

――天空不動産本社の新プロジェクトリーダー・狸穴迅役を演じた沢村さんと、天空不動産 東京第二営業所の新人営業・山田ジャスティス役を演じた志尊さん。本作への出演オファーが来たときは、どんなお気持ちでしたか?

沢村一樹さん(以下、沢村):もともとドラマ版『おっさんずラブ』はコメディ要素も多くて単純におもしろいなと思っていました。でも現場に出てわかったのが、みんな決してお遊びでやっているわけじゃなく、真剣にラブコメディをやっている。そこを壊しちゃいけないなと思ったので、ふざけて変に笑いをとらないように気をつけていましたね。

志尊淳さん(以下、志尊):僕は、すでに完成された天空不動産チームに新メンバーとして途中から参加させていただくということで、最初はすごく遠慮していました。それを撮影初日に圭くん(田中圭さん)に見抜かれていたみたいで、「ちょっとメシ行くぞ」って誘ってくださって、監督と圭くんと3人でごはんに行ったんです。

そこで「志尊の好きなように芝居をやってほしい」と言われてから、自由にジャスティスという役を演じられるようになって、みんなも寛大に受け入れてくださったので、そこから徐々に演技が楽しくなってきたような感じがします。

――役柄同様、主人公・春田創一役の田中圭さんとの間には「兄弟愛」のようなものがあるんですね。

志尊:そうですね。やっぱり僕は圭くんとの芝居が多いので、一緒に演じる中で楽しさを感じていました。圭くんとの花火のシーンは、事前に監督とディベートを重ねながら演技の方向性を決めていたんですが、それも全部忘れちゃうくらいそのときの感情に没頭できたんです。人としてもすごく好きです。

――沢村さんは、ご自身の刺激になった共演者さんはいますか?

沢村:いっぱいいますよ、ひとりには絞れないです。天空不動産 東京第二営業所の部長・黒澤武蔵役の吉田鋼太郎さんとは初共演だったんですが、あの役柄そのまんまのジェントルマンで、演技だからと意識しすぎずありのままで喋っているのを感じました。それと林遣都くんは“憑依型”の役者。本番になった瞬間に目つきが変わるんです。

ほかのみんなもすごく上手でしたね。志尊くんが演じるジャスティスとはあまり絡むシーンがなかったんですが、本編を観たら見事に演じていたので、それもすごく刺激になりました。

『おっさんずラブ』がここまで愛され続ける理由

――予告映像でも話題になっているサウナのシーンは、特にコメディ色が強く、アドリブも多いように感じました。演じてみていかがでしたか?

志尊:あのサウナシーンに挑む前にみんなでいろいろ話し合ったのに、何も活かされてないんです(笑)。

沢村:たとえば、顔に水をかけるのだけはやめようって話をしていたんですよ。でも撮影がはじまったら、林遣都くんが勺に水を入れて、鋼太郎さんの顔にバシャーッと水をかけたんですよ。えっ? ってなりました(笑)。

志尊:僕は現場にいなかったんですが、セットが揺れていて、何が起きているんだと思いました(笑)。

沢村:でも彼は気持ちで演じているから、顔にかけないってなんだよ、という感じだったんでしょうね。

――話を聞いているだけでも、キャストのみなさんが心の底から楽しみながらこの作品に向き合っていたのを感じます! 最後に、『おっさんずラブ』が多くの人に愛されるほどの魅力ってなんだと思いますか?

志尊:スタッフさんもキャストのみなさんも、この作品に対するこだわりがすごいんです。みんな作品のためにベクトルを向けている感じがしました。たとえば、キャスト同士のグループLINEがあるんですけど、そこで圭くんが僕と同年代の金子大地くんを競わせるんですよ(笑)。大地くんも「絶対負けねーからな!」と言ってきたり(笑)。

もちろんふざけて言っていると思うのですが、すごく気持ちが引き締まりましたね。僕も新メンバーとして入ったからにはプラスでできる何かを見出さなきゃいけないなと。

沢村:金子くんもそうだし、ドラマ版からのキャラクターたちがみんなちゃんと生きているなと感じました。瑠東監督がいいのか、座長の田中圭くんが引っ張ってくれているからなのかわからないけど、これがいろんな人たちに愛されている理由なのかもしれないですね。

志尊:おっさんずラブのキャラクターは、男性が好きとか女性が好きとかじゃなくて、人を「個人」として見ている部分があると思っています。最後の最後までどういう展開になるかわからない。僕が演じるジャスティスの気持ちも、いろんな捉え方をしていただけるんじゃないかなと思っています。

『劇場版おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~』

永遠の愛を誓ったあの日から1年が過ぎ、上海・香港転勤を経て帰国した春田創一(田中圭)。久しぶりに戻ってきた天空不動産東京第二営業所では、黒澤武蔵(吉田鋼太郎)をはじめ、お馴染みのメンバーが顔を揃え、最近配属された陽気な新入社員・ジャスティスこと山田正義(志尊淳)も加わり春田を歓迎する。そんな彼らの前に、天空不動産本社のプロジェクトチーム「Genius7」が突如として現れ、リーダーの狸穴迅(沢村一樹)は、本社で新たにアジアを巻き込む一大プロジェクトが発足し、東京第二営業所にもその一翼を担うよう通告する。その隣には、本社に異動しチームの一員となった牧凌太(林遣都)の姿も……。

笑って泣けるこの夏最高のエンタテインメント! おっさんたちの愛の頂上決戦<ラブ・バトルロワイアル>が、ついに幕を開ける。

(取材・文:高橋千里/マイナビウーマン編集部、撮影:須田卓馬)

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