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デートでしてはいけない「NG質問」 #このデートどこがダメですか?

ラブホの上野さん

次のデートに誘われなかった、フェードアウトされた……。そんな女性たちの「デートの失敗談」をラブホの上野さんが分析する連載です。このデートのどこがダメだったのかを、紳士的かつ論理的に解説します。

今回の失敗デート

寡黙な男性との食事デート。がんばって盛り上げようと私から話を振り、相手の仕事やプライベートについてたくさん質問しました。その結果、お互いぐったり疲弊。ちょうどそのときワールドカップの時期で、お店のテレビでサッカーの試合中継が流れていたので、2人でその試合をぼーっと眺めて終了しました。

今回のダメポイント:「質問攻め」をしてしまったこと

女性が「今日のデートは不快だった」と感じるパターンとして「男性からの質問攻め」というものがあります。

男性が矢継ぎ早に質問をしてきて、女性はそれに答えるだけ。

そんなデートだと女性は尋問をされているみたいに感じてしまい、相手の男性のことを「恋愛対象としてナシ」に分類してしまうのです。

おそらくは今回の女性は、男女逆でそんなデートをしてしまったのでしょう。

寡黙な男性に話してもらおうと質問をした努力は認めますが、おそらくは「質問攻め」になってしまったのです。

また、プライベートに踏み込んだ質問もしてしまって「デリカシーのない人」という印象も与えてしまったのでしょう。

もちろん、不器用ながらにデートを盛り上げようとしているご相談者様と、不器用なうえにデートを盛り上げる気もないお相手の男性を比較すれば、ご相談者様の肩を持ちます。

ですが、もしもこの男性と付き合いたいのであれば「質問攻めにならない質問」をしたほうがよかったでしょう。

デートにおける「OK質問」と「NG質問」

たとえば今回のデートであれば、幸運にもサッカーの試合中継が流れていたようなので、サッカーの話題で盛り上がってもよかったでしょう。

これであれば相手に「デリカシーがない」と思われることは御座いません。

「2人ともぼーっと眺めていた」ということですので、おそらくお2人ともサッカーにはあまり関心が高くないタイプでしょう。

そのため「本田圭佑選手のプレーについてどう思う?」みたいな質問をしても会話は盛り上がりません。

ですので「サッカーにそこまで興味はないけど、ぼーっと見るくらいには興味がある」という2人の共通点を利用して「4年に1度だけサッカーファンになって渋谷のスポーツバーに行っちゃうタイプですか?」というような質問をするとよかったでしょう。

こういった極端に具体的な質問のほうが、寡黙な方は返事がしやすいのです。

今回の男性は寡黙ということですので、おそらくは「4年に1度だけサッカーファンになるタイプの人」を嫌っているタイプの方な気がいたしますが、もしもそうであれば、そのあたりのポイントを刺激して以下例のように会話を展開させてみてください。

女「4年に1度だけサッカーファンになって渋谷のスポーツバーに行っちゃうタイプですか?」

男「いえ……ちがいます」

女「どっちかといえば、そういう人のこと苦手そうですよね(笑)」

男「ええ……まぁ」

女「ハロウィンとかのアレも苦手な感じですか?」

男「はい……」

女「やっぱり(笑)。そうだと思いました」

男「そう見えます?」

女「ええ、めっちゃ見えます(笑)」

男「……」

女「でも私も苦手なのでうれしいです(笑)」

男「苦手なんですか?」

女「はい(笑)。ああいうときに盛り上がれる女の子のほうがモテると思うんですけど、ちょっと苦手で……。だからあんまりモテないんですよ」

男「そんなことないですよ。僕はああいうときにバカ騒ぎする女の子のほうが苦手です(笑)」

ほら、なんかいい雰囲気になりました。

ちなみに、相手が寡黙であること自体にはなんの問題も御座いませんが、一緒に食事をしているのに明らかに話を盛り上げる気がない方はあまりオススメできません。

(文:ラブホの上野さん、イラスト:タテノカズヒロ)

※この記事は2019年08月11日に公開されたものです

ラブホの上野さん (恋愛コラムライター・ラブホテル店長)

都内某所のラブホテルスタッフ。

自分のホテルの売り上げを増やすためにラブホテルへの誘い方をツイッターで伝授していたところ、そのテクニックが話題になり漫画原作やコラムの執筆をすることになる。

漫画『ラブホの上野さん』原作。恋愛コラムライター。某ラブホテル店長。

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