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好きな男性はモテる人。アプローチのポイントとは

ラブホの上野さん

好きな人が「モテる人」。彼にアプローチしたいけれど、まわりにはいつも女性がたくさんで私は彼の眼中にないのではないか不安……。どうやったらアプローチが成功するか、悩みますよね。そこで、「モテる人を落とす方法」を、Twitterで有名なラブホの上野さんに解説してもらいました。

モテる男性とモテる女性には大きな差が御座います。

モテる女性の場合、多くの男性から「あの子はモテるから、ちがう女性を狙おう」と回避されやすいのに対し、モテる男性の場合「あの人はモテるから安心できる」とより多くの女性からモテるようになってしまうのです。

婚活パーティなどで一部の男性に人気が集中してしまうのもこれが原因でしょう。

たとえば10対10の婚活パーティの場合、だいたい1番人気の男性に6人くらいの女性が集まり、2番人気の男性に3人、そして3番人気の男性にひとりの女性が集まるのです。

当然ですが4番以降の男性にはひとりの女性も好意を向けません。

一方で女性の場合、1番人気の女性であってもせいぜい2、3人の男性の人気を集めるだけで比較的好みは分散されるのです。

この差は「モテる男性」を攻略する上で非常に重要なポイントになるでしょう。

男性はモテればモテるほどよりモテるという資本主義のような構造になっているのです。

当然ですがモテる男性を奪い合う戦争は激戦になることは避けられません。

「モテる人」の恋愛観

それではモテる男性を落とすために、まずはモテる男性の恋愛観についてお話しさせて頂きます。

そもそもモテる男とひと言で言っても、そのパターンは大きく3つの形に分類されます。

1つ目のパターンは天才型

生まれながらにして人を魅了する外見を持っているような方がこのタイプに分類されるのですが、このパターンの男性は決して多くありません。それこそ芸能人やモデルレベルの美貌を持っていないといけないので、モテる男性の中でも極少数に分類されます。

2つ目のパターンが仕事型

これはモテようと思っていたわけではなく、仕事で大成功した結果、いつの間にかモテまくってしまった男性で御座います。

このタイプは比較的多く見られますが、彼らは「仕事>>>>>>>>>>>>>>>>恋愛」という思考回路を持っていることがほとんどなのでそう簡単に誰かと付き合う気がないという点で注意をしなければなりません。

そして3つ目のパターンが数打ちゃ当たる型

一般的にモテると言われている男性のほとんどはこの「数打ちゃ当たる型」に分類されます。

彼らはある意味で究極の努力型であり、もっとも攻略が容易なパターンでもあるでしょう。

もちろん「容易」と言っても、それは「仕事型」や「天才型」に比べれば容易という程度であり決して簡単では御座いません。

さて、天才型は天才なので彼らの恋愛観は私もまったく掴めませんが、仕事型と数打ちゃ当たる型の方の恋愛観は比較的傾向が掴みやすいのでご説明をさせて頂きます。

彼らの恋愛観をひと言で言うと「面倒を嫌う」でしょう

仕事型の男性は仕事の合間を縫って恋愛をしているので、仕事に支障が出るような面倒な恋愛を嫌います。また「数打ちゃ当たる型」の男性は、その名の通り「数を打つ」ということを重視しているので、数を打つために邪魔な面倒な恋愛を嫌うのです。

「モテる人」を落とす方法

さて、それでは実際にどうすればモテる男性を落とすことができるのでしょうか?

まず女性がやりがちな失敗をひとつご紹介させて頂きます。

それは「気がないふりをする」というもの。

急にそっけない態度を取ったり、LINEの返信を遅くしてみたり。

そういった「気がないふり」はモテる男性を落とす方法としては最悪の手段であると言えます。

こういった「気の無いふり」はモテない男性を落とすためには効果的に働くことも御座いますが、モテる男性の場合「面倒な女性」としか思われません。

「面倒を嫌う」という考えで恋愛をしているモテる男性に対してこの方法が有効ではない理由はご理解いただけることと思います。

それでは逆にモテる男性を落とすためには一体どのような戦略を立てればいいのでしょうか

「わかりやすい」人になる

私の友人に田中(仮名)という男性がいるのですが、彼は男性からも女性からも非常によく好かれます。

断言しますがイケメンではありません。性格は親切ですが、テンションは比較的低めの人間であまりノリがいいとは言えないでしょう。

それでは彼が好かれる最大の理由は何か。

私は彼が「わかりやすい」からであると思っています。

彼はゲームと映画が大好きな人間なのですが、オタクにありがちなこだわりは少なく「ゲーム」や「映画」に関するものならばなんでも好きという特徴があります。

私は誕生日やお土産などで彼にプレゼントを渡すことが多いのですが、ゲームや映画に関連しているものを渡しておけば、だいたいなんでも喜ぶのです。

遊びに誘うにしても「映画を観に行こう」と言えば、映画のタイトルもろくに聞かずに2つ返事でOKと言ってくれるのです。

そう、彼はめちゃくちゃわかりやすいのです。

ここでモテる男性が置かれている状況を考えてみましょう。

モテる男性は困ったことに男女問わずめちゃくちゃ人気があります。休日はもちろん、平日だって仕事のあとに彼に会いたがる人間はいくらでもいると言えるでしょう。

そんな彼が誰かを誘うとき「面倒」な人間はいの一番に候補から除外されるのです。

「あの子とデートしたいけど、どこに連れてったら喜ぶかな?」なんて考えさせるようでは、彼らからデートに誘われることは御座いません。

言葉は悪くなりますが「あの子だったら〇〇に連れて行けばとりあえずOKでしょ」というくらいわかりやすい方のほうが絶対に声をかけて貰えます

人気のない若手芸人の中で先輩芸人からかわいがられている方がいらっしゃいますが、彼らもまたこの「わかりやすい」という条件をかなり満たしているでしょう。

「あいつは貧乏だから、とりあえず飯を奢っておけば喜ぶだろう」というようなキャラづけはわかりやすさという意味では非常に有効です。人気のある先輩芸人さんは忙しいので、どこに誘えばいいか悩むような面倒な後輩は決して誘ったりはいたしません。

ですのでみなさまも自分のキャラとも言えるような「わかりやすさ」を作るように心がけて頂ければ幸いです。

魚が好きなら「水族館が大好きだから、水族館ならどこでも行きたい」とか、「温泉大好きだから、温泉ならどこでもOK」というようなキャラづけがあると、モテる男性から誘われる可能性は格段に上がります。

相手に「ランク」を近づける

昔、とあるパーティでおもしろい実験を経験したことがございます。

参加者全員でトランプを引き、自分には見えないようにそのトランプを頭にセットするのです。そして自分と相手の合計が一番大きいペアが優勝というルールのもと、相手を探すというゲームで御座いました。

私は幸運にもクイーンを引き、その結果ジャックの女性とペアになり23点を取ることができたのですが、この実験のおもしろいところはここからはじまります。

ペアができたあと、自分のカードを確認するのですが、どのペアもだいたい同じくらいの数字の2人がペアになっているのです。自分の数字は分からないにも関わらず、なんだかんだで同じような数字の2人がペアになるというのはなかなかおもしろいものでしょう。

これの種明かしは意外と簡単です。

たとえば私はクイーンというそれなりに大きな数字を頭にセットしていたので、多くの方が私の元に集まり「ペアになろう!」と言ってきました。私はその中で最も数字の大きいジャックの女性を選んだだけにすぎません。

さて、私の元に集まったにも関わらず私から選ばれなかった方はどのように感じるでしょうか?

自分以外のカードはみんな見えているので、私がジャックの女性を選んだことで「自分はジャックより小さいんだ」ということを察するのです。

するとそれを悟った方は次にもう少し小さい数字を持っている方の元に集まり、あとはそれの繰り返し。結果としてだいたい同じくらいの数字の2人がペアになるので御座います。

これはモテる男性の日常生活であるとお考えくださいませ。

彼らはモテるのでしょっちゅう女性から言い寄られております。するとどれほど自信がない方であっても「俺ってモテるじゃん」ということに気がついてしまうと言えるでしょう。

ですので彼らはよくも悪くも自分の価値を高く見出しております。

男性は自分よりもやや下の女性を好みますが、それでも限度があるでしょう。ある程度、自分と同じくらいランクの高い女性でないと彼らはなかなか選ばないのです。

この「ランク」というのは何も年収や外見だけの話では御座いません。彼らが「自分よりちょい下かな」と思うくらいの女性を好むのです。

そしてこの「ランク」を決める上で意外と重要なのが「モテ度」

モテる男性を落とすためには、彼ほどではないにしても女性もまたそこそこモテなくてはなりません。もちろん、いい男からモテたほうがいいのは当然ですが、頭数を揃えるというのも意外と重要なことなので、手当たり次第にモテておくというのも重要な戦略でしょう。

不幸すら楽しむ

たとえば彼とハイキングに行ったとき、突然雨が降り出したらどう思うでしょうか?

「せっかくのハイキングなのに雨が降って残念」と思うタイプの方は黄色信号。「なんで天気予報を調べなかったの!」と怒り出すような場合は完全に赤信号で御座います。

それではどのような方がモテる男性から好かれるのでしょうか?

「雨だけど、濡れる前に雨宿りできてよかったね」というように、不幸の中に幸福を見出す方で御座います。このタイプの女性はモテる男性に限らず人から好かれますが、特にモテる男性から好かれるためにはこの考え方は必須であると言えるでしょう。

ブ男にやさしい

ブ男と言っても、単純に顔が悪い男性というだけの意味では御座いません。どちらかといえば女性から敬遠されるような男性と言えばいいでしょう。

先ほど申し上げた通り、モテる男性は「モテる」ということが武器になって女性にモテているのです。ですので彼らにとって「ひとりの女性に決める」ということは非常に危険な選択であると言えるでしょう。

なぜなら、彼らはひとりの女性に決めてしまうと最大の武器である「モテる」という武器が失われてしまうのです。モテている男性も歳をとればただのおじさん。小粋でダンディなちょいワルオヤジは結婚していないか、離婚歴があるか、浮気をしまくっているかのいずれかなのです。

そしてモテる男性は基本的に頭がいいので、自分が恋愛戦場から離れモテなくなったとき、女性が自分にどれだけ冷たくなるのかということを知っています。

ですので「モテているから好き」というようなタイプの女性と付き合うと、周囲からはモテなくなり、そして愛する彼女も自分に愛想を尽かすと知っているのです。

そのため彼らは自分がモテなくなったときにも自分のことを愛してくれる女性を選ぶと言えるでしょう。そして彼らはそれを「ブ男」への対応で予想するのです。

先日、新宿の喫茶店で見るからにホストっぽい男性とその横にキャバ嬢のような女性が一緒にいる場面を目撃しました。ホストはモテることが仕事なので彼はおそらくモテるのでしょう。

さて、彼女はホストの彼に対して自分の働く店の店長のおじさんがいかにキモくて不快かという話をしていました。この時点で彼がこのキャバ嬢と結婚する可能性は0になったと言えるでしょう。

くわしい内容までは聞いておりませんが、彼女は「キモいおっさん」というだけで店長のことが大嫌いなのです。店長の言っていることのほうが正しかろうとそんなことは関係ありません。キモいから悪であり、キモいから罪なのです。

「店員さんに横柄な男性はやめておけ」と言いますが、それと同じでしょう。

モテる男性は決して口にはしませんが「キモい男性に冷たい女はやめておけ」ということを身に染みて理解しているのです。

何故ならモテる男性はモテる女性とちがい、生まれながらにしてモテる男性ではなかったからで御座います。

モテる女性は得てして生まれながらにしてモテておりますが、モテる男性は自分の力でモテる男になっているのです。

それはつまり彼らには「モテない時代」があり、そのころに「モテない男」がどれほど辛い目に会うのかということを身にしみて理解していると言うことに他なりません。

諦めたほうがいい? 「モテる人」の脈なしサイン

勉強でもスポーツでも言えることですが、優秀な人間というのはいつだってシンプルに物事を考えるもので御座います。複雑に考えたがるのはいつだって二流の人間のすることでしょう。

ですのでモテる男性もまた、恋愛に関しては極めてシンプルに物事を考えております。

彼らは面倒臭いアクションなど行いません。これから落とそうと思っている女性に対して技巧を凝らすことはあっても、興味のない女性に対して技巧を凝らすほど彼らは暇ではないのです。

そのため彼らの脈なしサインは極めて簡単。

「誘われなくなる」

幸運にもモテる男性はそのほとんどが受け身ではなく攻めの姿勢なので、「誘われなくなる」だけで脈の有無を判断してもほぼ問題ないでしょう。

ただし、ホストやバンドマンのように女性をキープしてお金を引っ張ろうとする男性は例外なのでご注意くださいませ。この2つのタイプの脈なしサインは「金を要求するかどうか」の一点で御座います。

好きな人が「モテる人」だったときの不安を解消する方法

モテる男性を落とすというのは、この世界の恋愛でもっとも難しいことのひとつでしょう。

アラブの石油王と結婚するのと構造的にはそう変わらないのです。

相手の男性はそもそも恋愛願望があるかどうかすら怪しいのに、それを狙っている女性は山のように存在する。単純に倍率という面だけで考えてもモテる男を落とすほど難しいことは御座いません。

不安になるのは当然でしょう。ある意味で宝くじを買うようなものなのです。どれだけ万全に準備を整えたところで最後の最後では「運」で決まるとしか言えません。

もしもみなさまの財産が300円しかなく、その300円で最後の望みとして宝くじを買ったらどうなるでしょうか?

そんなもの不安にならないほうがおかしいでしょう。むしろ不安にならない方がいたとしたら、それは単純に不安に対して盲目なだけなのです。

それではみなさまの財産が1000万円くらいあって、遊び半分で宝くじを1枚買ったら果たして不安になるでしょうか?

これで不安になる方はこれはこれで少々おかしいと言わざるを得ません。1000万円も持っているのにたかだか300円で不安になるようでは不安がすぎるというものでしょう。

モテる男性を狙うときはこの心理を持っていなければなりません。

モテる男性と付き合える可能性を上げることは可能で御座いますが、どれだけがんばっても20%にもならないでしょう。最後の最後は運で結果が決まってしまうのです。

もはや博打。モテる男性を狙うというのはギャンブルにほかなりません。

ですのでギャンブルを打つ前に、最低限の生活費を確保しておく必要があるでしょう。年収500万の人間が暇つぶしでパチンコを打つのと、パチンコで生計を立てようとしている人間がパチンコを打つのではその意味がまったく異なります。

モテる男性を狙う場合、この「最低限の生活費」というのは「別の男性」になります。もちろん彼氏ありのままモテる男性を狙う必要は御座いませんが、最低限相手は選べるという余裕がない状況でモテる男性を狙うのは一発逆転の万馬券を狙うギャンブルジャンキーと変わりません。

モテる男性はいつの世にも不足している

モテる男性は需要と供給のバランスが崩壊しています。

多くの女性はモテる魅力的な男性を望むのに、世の中にモテる男性はほんのひと握りしか存在いたしません。

これほど需要と供給のバランスが壊れている市場はそうそうないでしょう。ですのでモテる男性を狙うというギャンブルに挑戦するためには、ある程度の余裕がないといけないのです。

もちろん一発逆転の捨て身の突撃をしても構いませんが、それでギャンブルに負けたとしてもそれは万馬券に全財産をブッ込んだバカなギャンブラーと同じとしか言えません。

(ラブホの上野さん)

※画像はイメージです

※この記事は2019年05月27日に公開されたものです

ラブホの上野さん (恋愛コラムライター・ラブホテル店長)

都内某所のラブホテルスタッフ。

自分のホテルの売り上げを増やすためにラブホテルへの誘い方をツイッターで伝授していたところ、そのテクニックが話題になり漫画原作やコラムの執筆をすることになる。

漫画『ラブホの上野さん』原作。恋愛コラムライター。某ラブホテル店長。

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