「イルミネーションデート」で無理に話を盛り上げてはいけない理由 #このデートどこがダメですか？【特別編】
寒い冬にきらめくイルミネーション。季節性のあるイベントの中でも比較的期間が長く、各地で行われています。幻想的な雰囲気を楽しめることからデートスポットの定番でもありますよね。
今回はイルミネーションにまつわる「デートの失敗談」3つをラブホの上野さんが分析！ このデートのどこがダメだったのかを、紳士的かつ倫理的に解説します。
今回の失敗デート①
イルミネーションデート中に彼が、謎に盛り上げようとして話始めて、ムードが台無しに。そういうムードの時って別に会話しなくていいと思うんですが……頼むから黙ってほしかったです。
男性の方にお伝えさせて頂きます。
「雄弁は銀、沈黙は金」という言葉がございますが、こと恋愛に限って言えば「雄弁は銅、沈黙はプラチナ」くらいの差があると考えて頂いて問題ございません。
もちろん特に恋愛初期やデートの序盤などはそれなりに話す必要も御座いますが、それはあくまでも序盤の話。恋愛がある程度進んできて、特にイルミネーションのような良い雰囲気の場では沈黙こそが最も有効な恋愛スキルであるのは間違いありません。
ある意味で沈黙でも気まずくならないというのは、関係が進んだ証なのです。見ず知らずの人と狭い空間に2人きりになったら気まずくなって話し始めてしまうもので御座いますが、仲のいい友人であれば一緒の空間にいて何も喋らなくても気まずい雰囲気にならないのと同じでしょう。
素晴らしいものを見ているときに喋るというのは、映画や演劇を見ているときに喋るのと同じ
そもそもコミュニケーション能力が低い方というのは寡黙な方では御座いません。真にコミュニケーション能力が低い方というのは寡黙ではなく雄弁なので御座います。
ですので、コミュ障にならないためにもイルミネーションのような場面では沈黙を守るようにして下さいませ。
何か素晴らしいものを見ているときに喋るというのは、映画を見ているときに喋るとか、演劇を見ているときに喋るのと同じくらい問題のある行動なので御座います。
さて、それでは最後にご質問者様に2つだけアドバイスをさせて頂きましょう。
まず1つ目。相手の男性は悪意があって喋っている訳では御座いません。むしろどうやったらご質問者様にもっと好かれることが出来るのかと考え抜いた末にこんな行動を取ってしまっているので御座います。
ですので、雰囲気を台無しにされてしまったことは非常に悲しかったと思いますが、どうか彼の真意を考えて寛容な態度で接して頂ければ幸いです。
そしてもう1つ。
彼が今後ももしもこのような場面で喋り始めた場合は、にっこりと笑って人差し指を彼の口に当てて下さいませ。
それだけで男は簡単に落ちます。男という生き物はご質問者様が思っているよりも簡単な生き物なので御座います。
今回の失敗デート②
好きな人と4回目のデートでイルミネーションに行き、まさに「ここで告白しなけりゃいつするんだ！」というような ロマンチックなシチュエーションだったのですが、結局その日は告白できずじまい。 あれから1年、いまだにあれ以上のシチュエーションが訪れず、友達のままで告白できずにいます。
断言させて頂きますが、冬のデートにおいてイルミネーションよりも素晴らしい場所はそうそう御座いません。
特に「そろそろ告白したいけどチャンスがない！」とお悩みの方であれば、イルミネーションを超えるような場所はそうそうないでしょう。ただの友達関係の男女はおそらくイルミネーションなんて訪れませんので、気になる人とイルミネーションに行くだけで男女の関係を匂わせることは可能です。
また2人でイルミネーションに行けるような関係であれば、手を繋ぐのも容易でしょう。この際に「手を繋いでいい？」なんて聞く必要はなく、歩いているときに手の甲が何度かぶつかったら、そのままの勢いで相手の手を握ってしまえば良いのです。ここまで来て手すら握れないということはまずまず御座いませんのでご安心くださいませ。
もう一度行って告白すれば良い。
とはいえ、今回のご質問者様のように逆にイルミネーションという大チャンスを逃してしまうと、なかなか告白が出来なくなってしまうのも事実。
それではもしもそんなことになってしまったらどうすれば良いのでしょうか。
答えは簡単。
もう一度行けば良いのです。
特に今回のご質問者様は「あれから1年」と仰っているので、去年と同じ場所に行って「もう一度君と見たかった」と言って告白すれば成功率が格段に上がるのは間違いありません。
また1年経っていなくても、別のイルミネーションに行けば告白のチャンスはまた生まれることでしょう。
イルミネーションを見ながらの告白は確かにベタすぎる告白で御座いますが、ベタは王道だからこそベタなのです。
1年を通してみても、イルミネーションほど告白に都合の良い場所はそうそう御座いません。皆様、このチャンスを逃がさぬよう、くれぐれもご注意くださいませ。
今回の失敗デート③
彼女に誘われて一緒にイルミネーションへ行きました。
僕はそこまで興味がなかったのですが、彼女が楽しそうなのでイルミネーションデートはすごく良かったと思います。ただ良いムードになったものの、人が多くてキスまではできませんでした。イルミネーションで盛り上がり過ぎてしまうのが男性的にはちょっと難しいです……(笑)
冬のデートの最強の一角であるイルミネーションで御座いますが、たいていは多くの人で賑わっていることでしょう。
それは我々男性陣からすれば結構な問題で、特に家族連れが近くにでもいようものならば、キスなんて到底することは出来ません。
それではイルミネーションデートで一気に関係を近づけるためにはどのようにこの問題に立ち向かえば良いのでしょうか。
まずは手を繋ぐ。実は重要なポイント。
まず先程も書かせて頂きましたが、イルミネーションデートに2人で来ている時点で女性も「もしかしたら何かあるかも」くらいのことは考えております。ですので、手を繋ぐのは楽勝なので、サクッと手は繋いでしまいましょう。
ここが実は非常に重要なポイントで御座います。
手を繋ぐということは、行動を一緒にするということ。つまり男性が歩いた方向に女性も着いて来ざるをえないのです。
となれば答えは難しくありません。
まずはイルミネーションをそれなりに楽しんだら、手を繋いだままイルミネーションから少し距離を取りましょう。他の方たちはイルミネーションに集まっているので、少し離れるだけで人混みは急激にまばらになります。
イルミネーションは見えるけど、人混みは少ない。そんな位置まで移動すれば、もう何も難しいことは御座いません。
「凄く綺麗だね」
「うん」
「また来年も一緒に来たいね」
「うん」
「〇〇ちゃん、僕と来年も一緒に来てほしい。付き合ってくれませんか」
という流れで告白をするも良し。
何も言わずに手を繋いだままイルミネーションを眺めて、徐に隣にいる彼女を見つめて、彼女がそれに気がついたらニコッと笑って、彼女が照れたところで空いている方の手で彼女の頬を支えるも良し。
具体的な方法はこれくらいにさせて頂きますが、イルミネーションは人がイルミネーションに集まるので少し離れるだけでキスだろうが告白だろうが、簡単に実行することが出来るので御座います。
というより、そもそもイルミネーションで盛り上がって告白すれば、キスなんていつでも出来るので何もその場で焦る必要もないでしょう。
こんな空気の中で「来年も一緒に来たいね」と言われて「いや、お前とはもう来たくない」なんて言われることは御座いません。この言葉を言うだけでもイルミネーションデートの価値は十分にあるので御座います。
（文：ラブホの上野さん、イラスト：タテノカズヒロ）
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【ご来場時のお願い】
東京メガイルミは、新型コロナウイルス感染拡大防止のため入場制限を実施します。ご来場されるお客様に「日付指定券」の事前購入を推奨しております。（※当日券もお買い求めいただけますが、人数制限により販売していない場合がございます。）
※新型コロナウイルス感染拡大防止のための取り組みについて等、必ず最新情報をHPでご確認ください。
提供：東京メガイルミネーション事務局
