浮気・不倫の定義とは? 法律上どうなる? 弁護士が教える不倫の代償
どんな恋愛を選ぶかは人それぞれ。でも不倫のリスクは大きい
このように不倫にはいろいろなリスクがありますが、そういったリスクを踏まえたうえでどのような恋愛を選択するかは人それぞれです。
「たとえ慰謝料を払うことになろうと、会社に怒鳴り込まれようと、私はこの人と付き合いたい」と思うのを止めることは誰にもできません。
ただ、さまざまな不倫のケースを見ていると、妻に不倫を知られたときの男性は、取り乱したり保身に走ったりすることがほとんどです。
不倫しているときは「何があっても君を守るからね」などと聞こえのいいことを言っていたのに、いざ発覚すると相手よりも自分の身を守ろうとする様子を見て、「なんでこんな人と付き合っていたんだろう」と幻滅する女性をたくさん見てきました。
また、不倫相手になった女性は、別れを切り出されると「裏切られた」「大事な時間を奪われた」と憤りますが、そもそも不倫をする男性は家族を裏切って不倫をしているので、同じように自分自身も裏切られる可能性は十分にあるというのは頭に入れておいたほうがよいでしょう。
「大事な時間を奪われた」というのも同様で、家族を裏切るような人に自分の大切な時間を使っていいのかどうかを、一度よく考えてみることをおすすめします。
他人の夫だから魅力的に見える、リスクのある恋愛だから魅力的に見えるというのは人間の心理としてありうるものですが、リスクの大きさを考えると、不倫を選択するのはあまり合理的とはいえません。
あとになって「こんなはずじゃなかったのに」と思ってしまうぐらいなら、最初から不倫をしないほうが無難といえるでしょう。
(堀井亜生)
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※この記事は2019年07月22日に公開されたものです