年下の上司との付き合い方は? 女性の本音と接し方のコツ
年下の上司との接し方について、「タメ口? それとも敬語?」「プライドが傷つけられる……」など悩む人もいるでしょう。この記事では、年下の上司との上手な接し方やコミュニケーションのコツについて、外資系OLコラムニストのぱぴこさんに教えてもらいました。
外資ゆるふわOL(希望)のぱぴこです。
新しい職場に配属されたら「上司が年下だった!」となると、若干の気まずさを覚える人も多いのではないでしょうか。
私は「年下の上司」と仕事をしたことはありませんが、「年下の先輩」という立場の人にはよく会いました。
なぜなら、私の所属業界は理系最前線的な職種なこともあり、「自分より年下だけど自分より詳しい」なんて人はよく存在するからです。
とはいえ、新卒時代や20代であれば「気にしない」一点突破だったものの、自分自身もそこそこ年をくってくると「年下の上司」に「お前その年でこれもできないの?」と思われたらどうしよう! という恐怖心が生まれます。
そんなちょっぴり接し方を考えてしまう「年下の上司」に対するコミュニケーションの方法や考え方を今回は取り上げます。
【アンケート調査】年下の上司はやりづらい?
マイナビウーマンが実施した「上司が年下」というテーマのアンケートを見てみましょう。
年下上司は「やりづらい」人が過半数
Q.上司が年下だとやりづらいと思いますか? 自分の気持ちに当てはまるほうをお選びください。
・思う(55.4%)
・思わない(44.6%)
※有効回答数395件
年下の上司を「やりづらい」と思う人は半数を超えています。
年下上司がいた経験のある女性は4人に1人
Q.上司が年下だった経験はありますか?
・ある(26.1%)
・ない(73.9%)
※有効回答数395件
過半数が「やりづらい」と感じても、実際に「年下上司」を経験したことがある人は約25%とあまり一般的ではないようです。
年下上司へは「敬語」を使う人が約9割
Q.年下上司へは敬語を使っていますか? 当てはまるほうをお選びください。
・敬語(85.4%)
・タメ口(14.6%)
※有効回答数103件(年下上司がいた経験のある女性)
また、実際に年下上司を持ったことがある人に聞いた結果、年下上司に対しても「敬語を使っている」と答える人がほとんどです。
「年下の上司」側も苦悩するコミュニケーション方法
「年下の上司」という立場はプレッシャーも強く、「どのようにコミュニケーションを取ればいいのか?」は悩みの種になります。
私の友人で、30代半ばで40代~50代のミドルな方々を部下に持つことになった男性がいますが、非常に神経を使うと言っていました。
理由は、ポジションとしては「上司」ではあるものの、業界経験や顧客とのリレーションなどの面で「劣る」部分もあるからです。
上司になったからと、部下に対して命令口調でえらそうにするわけではありませんが、立場上「依頼」はもちろん「評価」などをする必要があります。
しかし、年上の部下が持つ経験を共有して力になってもらえるような「絶妙な塩梅」のコミュニケーションを取らなくてはいけません。
下手に出るコミュニケーションばかりを取る人間に人はついてきません。
そのバランスは非常に難しく、出世頭に見える「年下の上司」が悩むポイントといえます。
年齢の差も、3歳程度であれば誤差ですが、上記の例のように10歳も20歳もちがうとなると気の使い方がまったく異なりますし、チーム内にひとりだけなのか、全員なのかという分布によっても「年上の部下」という存在の重さが変わります。