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専門家 片思い

元彼を思い出すのは未練ゆえ? その心理と対処法

ぐっどうぃる博士/恋愛カウンセラー・理学博士(生命科学)

なんとなく、別れた元彼のことが頭をよぎること、ありますよね。気持ちはもうふっ切れているはずなのに、なぜだか彼とのいい思い出ばかりが浮かんでくる。こんな風に「別れた彼氏を思い出す」のはなぜなのでしょうか。今回は、ふっきったはずの元彼を思い出してしまう女性心理と対応について、8年ぶりとなる恋愛指南書、『振り向いてくれない彼に1ミリも迫らないで恋に落とす本』を上梓したばかりの恋愛カウンセラー、ぐっどうぃる博士に詳しく教えていただきます。

なかなか新しい恋ができない、周囲で結婚報告が続いている。たとえばそんなとき、なにかの拍子で元彼のことを思い出して、「まだ私、元彼が好きなのかな?」「何かの暗示?」「もしや彼が私を必要としている……?」なんて、つい思ってしまうことがあります。

でも、そこに深い意味はない、とぐっどうぃる博士。

ふと思い出すのは、彼に未練があるからではない!

元彼 思い出す

ふと思い出すのは、人生の強烈な印象として、記憶に残っているから。過去に一度でもしっかりとつきあった彼なので、記憶にはしっかりと刻まれているはずです。それが、たとえば電車の中で元彼に似ている人を見たとか、彼と聴いた音楽を耳にしたなど、無意識に連想して思い出すことがあります。

また、他の男性とのデートがうまくいかないとか、あるいは考えることがなく、考える課題を無意識に探しているときに、思い出しているだけでしょう。一部の女性はすぐにスピリチュアルなものを求めたりしますが、そこに『運命』や『ひきよせ』などのスピリチュアルな意味はありません

僕の仮説ですが、人は常に課題を持っていて、それを解決する練習を脳で行っていると考えています。過去に執着した男性や、過去にうまくいかなかった恋愛という問題を解決するために、元彼を思い出してしまうのだと思います。そんなときに、思い込みでやみくもに動いても、うまくいかないケースのほうが多いです」。

たしかに、ものごとがうまくいっていないときに、いい思い出として残っている元彼の存在は、大きかったりします。

それでも元彼が頭から離れない……そんな時の対処法は?

昔の彼を思い出すのは、なんの暗示でも、サインでもないことはわかりました。それでも、元彼のことが頭から離れない場合はどうしたらいいのでしょう?

考える「トップダウン」、行動する「ボトムアップ」。2つの方法

元彼 思い出す

「僕が数多くの生き方や幸福に関する本を読んでわかったのは、『トップダウン』と『ボトムアップ』という2つの手法があることです。

トップダウンは、大きな目標や目的を最初に決めること。たとえば、あなたは結婚がしたいのか、恋愛を楽しみ続けたいのか、それとも仕事で結果を出したいのか。全部をしたいなら、何歳まで恋愛を楽しみ、いつ結婚をし、仕事とどう関わっていくのか、そういう人生の目標をまず決めて、その目標を実践可能な計画にして、その計画に元彼が必要なのかどうかを考え、行動に移す手法です。多くの自己啓発書はこのタイプです。

対するボトムアップは、目標は決めず、実際にあれこれ行動してみて、その行動の結果、自分が感じたり考えたりしたことから、その元彼が必要か、自分が本当は何を求めているのか、何を人生の目標にするのかを探っていく手法です」とぐっどうぃる博士。

なるほど、トップダウンは“まず考えろ”、ボトムアップは“行動してみろ”ということですね?

「そうです。この場合のボトムアップは、とにかく“彼に連絡して会う”ということになりますが、それでも、つっ走りすぎて嫌われるというような失敗はしたくないでしょう。どの場合でも彼と会うなら、彼とどんな形で会うのがベストかを考えるべきです」。

まずすべきは、元彼の現在の状況を知ること

元彼 思い出す

「トップダウンでもボトムアップでも、元彼に会うことが決まったなら、まずすべきことは元彼の調査。検索エンジンで検索すれば、SNSなどが引っかかり、そこに彼が既婚者かどうかなどの情報があるかもしれません。すでに彼が結婚していたら、“幸せな家庭を築く”という目標をあなたが設定している場合、連絡すべきではありませんよね。

もしまだ結婚していない場合でも、彼の現在の友だち関係や仕事の状況が見えたりすれば、アプローチのヒントになります。彼女ができたばかりなら、少し放置して、しかるべきタイミングを見計らうべきかもしれませんしね。ちなみに、彼女がいたとしても1年以上続いていたら、マンネリ化しているかもしれないので、会ってみてもいいと思います

もちろん元彼の情報が何もないこともあるでしょう。その場合は、そのまま連絡をしてかまいません」。

正しい連絡の取り方のススメ

SNSで調べたところ、どうやら元彼に新しい彼女はいない、仕事もうまくいっているよう。絶好のタイミングだとわかったら、連絡をしていいですか?

元彼 思い出す

「絶好のタイミングでなくても、連絡をしてはいけない情報がないなら連絡をしてかまいません。ただし『あのときのことだけど……』といった、元彼が答えにくそうな重い連絡はNGです。別れたときから今まで、気持ちが継続しているように見えると、相手は警戒するかもしれません。ですから、ふと彼を思い出しただけ、という軽い感じを装ってください。

たとえば『●●(かつて2人で見た映画のタイトル)、続編が出たらしいよ!』とか、彼が辛い店が好きだったなら『超極辛の坦々麺屋さん見つけた』というような。こんな、なんてことのないメッセージへの反応で、元彼があなたをどう思っているのかが読めてきます

それで相手の反応もよくて、自分の中でもGOサインが出たら、会えばいい。ただし、この1回が勝負だったりするので、もし再会することになれば、きちんと身なりを整えて、最高の状態のあなたで会うこと。なおかつ『テンション高い!』と彼に引かれないファッションであることも重要です」。

すぐに“結婚”に結びつけないこと。長期的な視点で判断すべし!

最高かつ引かれない自分に仕上げた状態で再会することを、肝に銘じます! でも、もし再会ができたなら、復縁の見込みはかなりありそうですよね。そのまま結婚というケースもありますか?

元彼 思い出す

「いや、再会したあと、何度も彼が会おうとするならそれなりに復縁の見込みが出てきますが、1回会っただけで復縁の見込みがありそうと考えるなら、その女性は失敗します。彼よりテンションが高まり、思い込みでつっ走ってしまうからです。彼が引いちゃいます。

1回1回のLINEのやりとりや、毎回のデートで彼を好きにさせていくという発想が必要です。うまくいった場合も、目先の誘惑に踊らされないこと。5年後、10年後という長期的なビジョンで考えると、彼は自分にふさわしくないかもしれない、という判断ができるくらいの心の余裕が必要です」。

たしかに、すぐ先の将来のことばかりに考えがいきがちですが、これはあらためるべきなんですね。

“焦点を変えられる”人こそ、幸せをつかめる!

もしトップダウン方式で、元彼に会うまでに至らなかったり、あるいはボトムアップ方式で、会ってみたはいいけれど何か違うと思ったなら、その経験をバネにすべき、と博士は言います。

元彼 思い出す

うまくいかなくてつらい、という負の感情をモチベーションに変えるのです。

例えば、恋人の選び方、つき合い方、長期的な自分の目的などをもう一度考え直し、この経験を次に生かそうとするのです。スティーブン・R・コヴィーは、世界でいまだに最も影響力のある自己啓発書のひとつ『7つの習慣』で“大きな成果を出す人は変えられないものに焦点を合わせず、変えられるものに集中する”というようなことを述べています。

つまり、変えることのできない過去を引きずっていると、未来にあるチャンスを見失うということ。昔の恋人を幸せにできなくて後悔しているなら、次につき合う人を幸せにしましょう」。

博士によると、恋愛がうまくいく人というのは、男女の性質の違いがわかる本などを読んで、さまざまな知識を習得して努力していることが多く、次に同じ状況になったとしても、過ちをふたたび繰り返すことはないのだそう。

私たちも、やれ元彼を思い出したといっては、すぐに過去にとらわれたりせず、前に進むことが最善策なのかもしれませんね。

(取材・文:吉祥さゆり)

超人気恋愛カウンセラーで理学博士のぐっどうぃる博士の、8年ぶりとなる書き下ろし恋愛単行本『振り向いてくれない彼に1ミリも迫らないで恋に落とす本』(SBクリエイティブ)が出版されました。彼のことを一日中考えていても気持ちがわからないあなたが、まるで彼の脳内に入ったかのように彼の心がわかってくる……。これまで博士が提唱してきた「手に入りそうで入らない距離」「沈黙を守る」「破壊行動を起こさない」といった教えが守れない人のために、感情のコントロール法もレクチャー!

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