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女性が結婚相手に求める年収とは? 最低ラインと現実の実態

荒川和久

数字で見る。希望の男性とマッチングしない理由

なんとなく、理想でも最低ラインでも希望する年収の男性と、婚活でマッチングするのは難しいかもしれないと、おわかりいただいたかもしれません。

さらに詳しく、データを見てみましょう。

年収400万円以上の結婚適齢期男性は15%

そもそも、未婚男性の収入分布が現実的にどうなっているか、詳しく内訳を見てみましょう。

2017年就業構造基本調査によれば、年収400万を境にした全国年齢別未婚男性(無業者除く)の構成比は、以下のとおりです。


20~50代全体で見ても、400万円以上の年収のある未婚男性は、たった28%しかいないという話はすでにしましたが、その28%のうち40代以上が半分の13%です。

結婚適齢期の20~30代に限ると、たったの15%しかいません。

婚活女性は、この狭き門に理想ベースで臨むと8割が殺到するわけです。当然熾烈な競争になりますし、結局、5割以上の婚活女性は、理想の相手をゲットすることはできないわけです。

だって、そもそもそんな男性、ほとんど存在しないんですから。

東京に限っても4割の女性はマッチングしない

もちろん、これはあくまで全国平均ですので、地域差はあります。

東京では400万以上の比率は約4割に上昇しますし、逆に、沖縄では1割にも満たない状況です。

とはいえ、東京だとしても、400万以上を希望する女性8割に対して、4割しか男性がいないのですから、どう考えても残り4割の女性はマッチングされません。

大きなお世話かもしれませんが、結婚したい女性は、男性の年収で最初から足切りしてしまうと、自分の首を絞めることになるかもしれないのです。

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