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女性が結婚相手に求める年収とは? 最低ラインと現実の実態

荒川和久

一方の婚活男性が抱くジレンマ

実は、これと同じジレンマは婚活男性側にも存在します。

男性側の理想は年収ではなくて容姿に変わります。

僕が主宰するラボでの調査(2018年実施。全国20-50代未婚男女1万人)によれば、年収400万円以上の層では82%が「相手女性の容姿を重視する」と回答しています。

年収400万円未満では76%ですので、容姿重視は年収の多寡にそれほど関係なく、未婚男性全体の総意かもしれませんが、それでも年収が高い男性のほうが容姿を重視する人の割合が高くなります。

「カネを稼いだ男が美人の女性と付き合いたがる」というトロフィーワイフの心理なのかもしれません。

しかし、当然ですが、男性の8割近くが容姿重視だとしても、全員が希望通りにはいきません。

容姿のよさ=モテる比率(主観による「自分はモテる方だ」と回答した率)と仮定すると、女性全体で3割しかいません。

つまり、結婚相手に美人を希望した8割の男性のうち、5割の男性はあぶれてしまいます。

次ページ:婚活で理想を追い求めるとなぜマッチングしないのか

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