「高圧的な態度を取る上司」への対処法! 威圧感のある人の特徴と心理
高圧的な態度をとる人の心理とは?
高圧的な態度をとる人は、なぜそんな態度を取り、他人を委縮させるのでしょうか?
それは、彼や彼女たちが他人を信用しておらず、相手のことを自分より地位が上か下かでしか判断できないからです。
そして、一番の問題点は「自分の思い通りに部下を動かし、支配すること」が、もっとも正しく、効率的なやり方だと信じている点です。
(1)自分が正しく、優れていることを確認したい
他人をサンドバックにすることで、自分の現在の地位と能力を確認します。
相手を罵倒し、つらくあたり、それによって部下が委縮して自分の思い通りに動くことを確認して安心したいのです。
高圧的な態度は「支配欲」から生まれます。
他人を思い通りに支配し、そのことによって自身の能力を確認したいという心理です。
(2)成長するにはきつい環境が必要という思い込み
「つらい状況下でも生き抜くことで圧倒的成長ができる」「嫌でもつらくても、ひたすら耐える時期も必要」といったモーレツ世代の思い込みは、まだ残っています。
高圧的な上司もまた、同じような環境下にいたことが多く、その中を生き残って今があると考えるため、部下にもきつくあたります。
過去のつらさを美談に変換しているタイプのため、「ひどいこと」をしているという意識がなく、むしろ「教育」としてよかれと思っています。
(3)過去、自分がつらい思いをしたことによる復讐心
過去のつらさを「成功体験」とは考えているものの、「あのときつらかった同じ思いをさせてやろう」という復讐心も背景にあります。
部下としてはたまったものではないですが、「自分のつらさをわからせてやる」「時代が変わったといってぬるい環境におくものか」という八つ当たり心理です。