人に会いたくない原因は? 対処法も解説
人に会いたくないときの対処法
1.人と会わずにゆっくり休む
人と会わずにゆっくり休むことが一番大切です。
人とコミュニケーションを取ると、必ず摩擦が生まれます。
その場所がどんなに楽しい場所でも、また気のおけない人でも、摩擦自体はストレスです。
すごくいい人なのに、楽しい場所なのに、なぜ会いたいと思えないの? と自分を責める必要はありません。
心が摩擦を起こしたくないと言っているのですから、抗わずにひとりでゆっくり休みましょう。
2.スマホやテレビを見ない
今やスマホにSNSアプリを入れていない人はゼロに等しいと思います。
スマホを手にとるとついSNSを見てしまい、他人のリア充っぷりを見て、さらに落ち込むという経験をされたことがある方は多いのではないでしょうか。
真面目な人ほど、辛いときにさらに自分を追い込む自虐行動をとりがちなのです。
また、「闇アカウント」といわれているようなSNSでネガティブ感情を共有すれば気分が落ち着くかというと、これも危険です。
同調心理が働き、さらに落ち込む可能性があるからです。
LINEの着信があったらつい開いてしまうこともあるでしょう。ですので、スマホ自体を手に取らないこと。この対処法もかなり有効です。
3.映画を観たり、読書をしたりする
映画を観たり、読書をしたりするなど、現実世界から逃避しましょう。
逃避は悪いことだと思われがちですが、現実世界で疲れた心を癒すための逃避はむしろいいことです。
ゲームやアニメが好きな方はゲームなどの二次元の世界でもよいでしょう。
絶対に入り込めない世界は現実の自分と関係ないため、ある種の安心感につながります。
4.自然を見つめる
人と会うことはなぜ疲れるかというと、相手から反応が返ってくるからです。
その反応が必ず自分を癒すものであればいいですが、必ずしもそうとはいえませんよね。
その点、自然は何も反応しません。自分がどんな感情であろうと、ただそこにいてくれます。
何があっても動じない。あるがままにそこにある姿。実はこれが精神を非常に落ち着かせてくれます。
海でも山でも花でもよいです。
雨の降っている日は、ただ降る雨を見つめているだけでも効果があります。
なるべく人に会わずに済む方法
では、なるべく人に会わずに済む方法はあるのでしょうか。
1.断り方を覚える
断るのが苦手でつい誘われるまま人と会ってしまう……という人は、断り方を覚えるのが重要です。
「誘ってもらったのはうれしいけど」など感謝の気持ちを示しつつ、「最近疲れがたまってるからあまり予定をこなせなくて」などと現状をやんわり伝えてみましょう。
最初は勇気が要るかもしれませんが、あなたを大事に思ってくれる人ならきっと理解してくれるはず。自分を大事にするために、伝える勇気を出してみてくださいね。
2.「人に会わない日」を予定として確保しておく
「人に会わない日」を予定として確保しておき、その日は何も約束を入れないという手もあります。
その日人に会わずに済むだけでなく、予定として決まっていることで「この日は人と会わなくて良い」と思えるので、気持ち的に楽になるかもしれません。
3.在宅勤務ができる仕事を選ぶ
仕事の種類にもよりますが、もし選べるのであれば在宅勤務ができる業界・業種を選ぶという方法もあります。
1週間のうちの数日だけでも在宅勤務ができれば、人と会うストレスをかなり減らすことができるでしょう。
「人に会いたくない」という気持ちを放置しないで
このコラムを読んでいただいた方は、現在「人に会いたくない」というご自分の気持ちに不安や自責を感じているのかもしれませんね。
自分の中に芽生えた感情は放置しないことが大切です。
原因と対処法の中で何かヒントを見つけていただけたら幸いです。
対処法についてはすべてをやる必要はありません。できそうなものをひとつだけでもぜひやってみてくださいね。
(小日向るり子)
※画像はイメージです
※この記事は2019年05月28日に公開されたものです