男を虜にする方法。魔性の女の特徴とは【男性392名にアンケート】
小悪魔やファムファタールなど、男を夢中にさせ、翻弄(ほんろう)する力をもつ“魔性の女”というのは、実際いるものです。彼女たちのどんなところが、男を虜にするのでしょう? そこで20~39歳の未婚男性392名に、実在する魔性の女たちの実態をアンケート調査。その生態を解明し、非・魔性な私たちでも使えそうなテクニックを、恋愛ライターの白戸ミフルさんが探ります。
“魔性の女”というと、どんなイメージをお持ちですか?
かわいい小悪魔・セクシーな悪女・ゆるふわ天然風など、“魔性の女”にもさまざまなタイプがいると思います。
これら魔性の女に転がされ、オトされる男性が一定数いるのは、まぎれもない事実。マイナビウーマンの調べによると、実に4人に1人の男性が、「魔性の女に遭遇したことがある」と回答しました。
そこで、実際に男性たちが“魔性”と感じるのは、どのような女性なのか、ひもといていきましょう。また、彼女たちが実践している男性を虜にする方法とは?
男を虜にする女性は「魔性の女」である
男性が虜になる女性は「魔性の女」であることが多いです。
魔性の女=モテる女、であることはほぼ間違いないですが、ただ単にモテるだけではありません。“魔”という字が象徴するように、男性を翻弄(ほんろう)してオトすテクニックを持ち合わせ、男性を手玉に取ることができる女性が、いわゆる“魔性の女”ではないでしょうか。
男性の多くは案外おくびょうで、スキのない美人やサバサバ系の女性には気おくれしがちです。合コンや出会いの場では、それほど美人ではないタイプがモテたりするように、男性は「俺でもオトせそう」とか、「自分に興味を持ってくれている」と感じる女性に好意を持つ傾向があります。
しかし、それは単なる“モテる女”。
しっぽをふって寄ってきてなついてくる“犬系”の女性ではなく、頭をこすりつけて甘えてきたと思ったら、次の瞬間にはプイッとそっぽを向くような、男性に揺さぶりをかける気まぐれな“猫系”が、いわゆる魔性の女。そういう女性たちが男性を虜にするのです。
恋がたきにはしたくないですが、彼女たちのテクニックは実際に有効なものも多いのです。
男性を虜にする魔性の女の特徴
大ざっぱに“猫系=魔性の女”としましたが、『「魔性だな」と感じる女性の特徴や言動』アンケートの男性コメントも参考に、筆者の独断で、より詳しく分析していきます。
その1. ぶりっこ:古典的テクで小悪魔感を演出
“ぶりっこ”という言葉には令和どころか、平成も通り越した昭和の香りを感じるかと思いますが、現代でも一番わかりやすいタイプの“魔性の女”ではないでしょうか。
このタイプは、上目づかいやドジッ子アピール、酔ったふりといった古典的なテクニックで、小悪魔感をかもしだします。男性の前と女性の前では態度がまるで違うため、当然のことながら女性ウケはよくありません。
このタイプに翻弄(ほんろう)される男性は多いのですが、気づく男性も案外いるもので、最初はモテたとしても、最終的には嫌われてしまうパターンが多いようです。
・「裏表が激しくて、同性から嫌われてる」(39歳/情報・IT/技術職)
・「10人くらいに同じブランド物を買わせてた」(30歳/運輸・倉庫/クリエイティブ職)
・「男友だちの前では甘えん坊なのに、女友だちには暴言を吐いていた」(34歳/電機/営業職)
このように、冷静に見てドン引きしている男性も多いのです。
その2. 隠れビッチ:モテを追求する“求道者”
“隠れビッチ”とは、一見清楚でおとなしそうでいて、恋愛面でアクティブな女性。“ビッチ”という言葉の通り、男性経験の人数は多い。そのいっぽうで、まじめに婚活している女性が多い印象です。要は、モテを追求しているということですね。
『さしすせその法則』(さすが・知らなかった・すごい・センスある・そうなんだ)をイヤミなく使いこなし、肌はほどよく効果的に露出、上半身は白という鉄板のモテ服も、軽々と着こなします。
・「男性経験が一見少なそうだが、実はかなり経験豊富」(37歳/その他/クリエイティブ職)
・「ひかえめそうでいて、きちんと自分の主張を通す」(37歳/学校・教育関連/営業職)
・「地味な服やメイクなのに、なんだか目が離せない」(31歳/情報・IT/技術職)
モテを追求しているため、男性ウケはバツグンで、実際によくモテます。ただ男性側が抱くイメージと実像には乖離(かいり)があるため、いざ交際に発展してお互いに深く知るようになってから、素性がバレて引かれる可能性もいなめません。
その3. ガチのド天然:これぞ魔性の女界最強!?
そして最後はガチのド天然、筆者が思う“最強の”魔性の女です。
たとえば“顔を近づけて話す”とか“さりげないボディタッチ”といった、男性をドキッとさせる仕草を、なんの計算も屈託もなく、ごくごく自然にできるタイプ。たいていの場合、その行為に特別な意味はないにもかかわらず、男性を惑わせ、ふりまわし……狂わせます。
・「なんだか自分のことをすごく誘っているような気がする」(33歳/運輸・倉庫/事務系専門職)
・「話し方がゆっくりでセクシーで、気になってしまう。とても魅力的」(36歳/情報・IT/技術職)
「何を考えているのか、何を言い出すのか、心のうちが読めない」(26歳/運輸・倉庫/技術職)
このように、このタイプに翻弄(ほんろう)される男性はとても多いのです。
男性はたいがい鈍感ですから、彼女たちのようにふるまうことで、男性のハートをワシづかみにすることは不可能ではないでしょう。
魔性の女がやってる男を虜にする方法
では実際に男性たちは、魔性の女にどんなことをされ、骨抜きになってしまったのでしょうか。
フラれた
「すぐに好きになってしまった。そしてフラれた」(28歳/その他/販売職・サービス系)
「メロメロに翻弄(ほんろう)された。どうしても忘れられない……」(26歳/運輸・倉庫/技術職)
魔性の女は非常にモテます。ですから、当然ながらフラれる男性も多いです。
狙ったターゲットにのみ魔性を発揮する「隠れビッチ」タイプではなく、「ぶりっこ」および「ド天然」タイプがこのケースでしょう。
抱きついてきた
・「お酒をたくさん飲まされ、抱きついてきた」(31歳/その他/販売職・サービス系)
・「急に太ももを触られた」(39歳/医療・福祉/専門職)
これらは「隠れビッチ」タイプか「ド天然」タイプに多い行動ですね。ボディタッチの多用は、男性への強いアピールとなることは間違いありません。
セクシー攻撃
・「目の前で足をバンバン組み替える」(32歳/情報・IT/事務系専門職)
・「あやしい感じで誘ってきた」(33歳/運輸・倉庫/事務系専門職)
これらは「隠れビッチ」タイプが得意とする行動。セクシー攻めは、遊びなれているととらえられるため、ときに危険をはらみますが、そうまでして初めて気づく鈍感男性も多いので、彼の反応を見ながらセクシーレベルを調整するのがいいでしょう。
魔性の女を避ける男性もいる
しかしながら、こんなシビアな意見も一定数ありました。
・「魔性の女とわかったからこそ、距離をおいた」(33歳/その他/その他)
・「そういった人とは距離をとるので、よくわからない」(30歳/建設・土木/技術職)
・「嫌いなのでからみもほぼない」(38歳/その他/その他)
“魔性”を感じていちはやく危険を察知し、事故(?)を未然に防ぐという、防衛本能にたけた男性も少なくないようす。というわけで、気になる彼に魔性テクニックを試す場合は、その彼がどういうタイプなのか見きわめる必要がありそうです。
多少の“魔性っぽさ”はやっぱり強い!
結局のところ、“ド天然タイプの魔性、最強”という結論になりますが、かといって、天然しぐさを使えば気になる彼を必ずオトせる、というものでもありません。
男性の年齢をみる限り、30歳くらいまでが、魔性の女にメロメロになる傾向があるように感じました。気になる彼がそのくらいの年代だったら、ためしてみるのもいいでしょう。ただし30代半ば~アラフォー男性の場合、ある程度の経験や免疫があるでしょうから、付け焼き刃の“人工魔性”は見抜かれそうです。
とはいえ、第一印象=最初のつかみは非常に重要。ですから出会いの場では、多少の魔性っぽさ(ミステリアスさと言い換えてもいいかもしれません)は、あっていいと思います。
いずれにしても、男性はえてして“追いかけたい生き物”なので、最初からすべてをさらけ出さないようにするのがいいですよ。
(文・イラスト:白戸ミフル)
※マイナビウーマン調べ
調査日時:2019年4月11日~4月12日
調査人数:392人(22~39歳の働く男性)
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※この記事は2019年05月21日に公開されたものです