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頼りになる人の特徴13個。頼られる人になるにはどうすれば良い?

笹氣健治(心理カウンセラー)

「頼りになる人」と「頼りにならない人」のちがい

では、「頼りになる人」とはどんな人なのか、「頼りにならない人」はどんな人なのかを整理しておきましょう。

一般に、頼りになる人というと、次のようなイメージがあると思います。

職場においては、仕事が正確で早い、責任感がある、リーダーシップがある、クレームやトラブルが生じても動じずにうまく対処できる、おおらかで落ち着いている、自分の意見をしっかり持っていていい意味でまわりに影響力がある、広い人脈があって上司や年上からかわいがられている……などなど。

プライベートでは、家のことをテキパキこなせる、友人同士のもめごとをうまく仲裁できる、事故が起きても慌てずに対応できる……といったところでしょうか。

要するに、何かを任せることができる安心感、何かあったときにうまく対応できる安定感を感じさせてくれるのが「頼りになる人」だといえるでしょう。

一方、頼りにならない人は、この真逆です。何もかも安心して任せることができなかったり、何かあったときには心配で心許なかったり、といった人です。

つまり、頼りになる人とそうでない人のちがいをひとことでいえば、安心感と安定感があるかどうか、ということに集約できるでしょう。

「頼りにされる」ことが持つ意味とは

頼りにされると、人はうれしくなります。期待に応えよう、役に立とう、そう思ってがんばります。

なぜ頼られるとそういうポジティブな気持ちになるのかというと、自分が認めてもらえていると感じるからであり、自分が他人のために貢献している感覚が得られるからです。それは承認欲求と自己実現欲求が満たされているということです。

特に、自己実現欲求は、自分の能力を生かして社会に貢献したいという欲求であり、私たちが持つ欲求の中では最高位にあると考えられています。

つまり、自己実現欲求が満たされることは、最上の喜びにつながることなのです。だからこそ、私たちは他人から頼られると、それに応えようとして精一杯のことをしようとするのです。

自分の得意分野や専門分野において「頼りになる人」を目指そう

「頼りになる人」になるためには、相応の実力と人間性が必要です。しかし、すべての分野で「頼りになる人」になる必要はありません。

万能な人はいないのですから、自分の得意分野や専門分野において「頼りになる人」になれればいいのであり、そのために自分を成長させる努力を日々継続していくことが重要なのです。

頼りにされるかどうかというより、自分をいかに高められるかに意識を向けて、自己成長の取り組みを続けていってほしいと思います。

(笹氣健治)

※画像はイメージです。

※この記事は2019年04月01日に公開されたものです

笹氣健治(心理カウンセラー) (心理カウンセラー)

メンタルトレーナー・心理カウンセラー
1967年生まれ。国際基督教大学を卒業後、NTT(東京支社)に入社。その後、地元の仙台に戻り、スポーツクラブ「グラン・スポール」の経営に携わる。企業を経営する上で人間心理を理解する必要性を痛感して心理カウンセリングを学び、現在は、ストレスやコミュニケーション問題の解消をテーマにした講演やカウンセリング、目標達成のためのメンタルトレーニングを行っている。『「やる気」のある自分に出会える本』(スリーエーネットワーク)、『仕事の悩みを引きずらない技術』(PHP研究所)など、著書19冊。

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