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売れ残り女になりたくない! 5つの特徴と末路や対処法

仁科友里

売れ残る女の意味や特徴とは? その理由や末路を解説しながら、結婚へ近づく方法や悩みとの向き合い方をコラムニストの仁科友里さんが紹介します。

こんにちは、ライターの仁科友里です。

私は『間違いだらけの婚活にサヨナラ!』(主婦と生活社)という婚活本を上梓した関係で、読者のみなさんから婚活相談をお受けしています。

その中で挙げられる悩みの1つが「売れ残ることへの不安」です。

みなさんは「売れ残り」と聞いてどんなイメージを持つでしょうか。あまり良い言葉には感じないでしょう。

例えば、もしみなさんが、職場で「売れ残り」というような独身女性を侮辱する言葉を言われたら、それはセクハラですから、社内の担当者に迷わずに報告してください。友だちに言われたとしたら、その人と距離を置くことをおすすめします。

けれど、^誰にも言われていないのに「売れ残りと言われている気がする」と思うのなら、それは改善の余地がありますし、何かしらの原因があるはずです。

今回は、婚活などを通して「自分は売れ残ってしまうかもしれない」と不安を抱いた時の対処法を考えていきます。

売れ残り女ってどういう意味?

まずは、言葉が持つ意味を整理していきましょう。

売れ残りの意味

女性を指して「売れ残り」と表現する場合、それは「結婚適齢期になっても結婚していない様子」「結婚適齢期を迎えた独身女性」を意味します。

結婚していないこと=売れ残りと表現するのは、令和ではあり得ない価値観のようにも思えますが、この意味合いが生まれたのにはこれまでの時代背景が関係しています(これについては後述します)。

何歳からが売れ残り?

このような議論になると、一体何歳からが売れ残りなのかのラインを気にする女性も多くいます。

結婚適齢期に則して言えば、現在の女性における初婚年齢の平均は29.4歳(※令和2年人口動態統計月報年計より)です。従って、この29.4歳という数字は1つの判断基準になるでしょう。

しかし、大切なのは自分がどう捉えるかです。あなたが焦りや不安を感じる年齢が何歳なのか、何歳で結婚したいと思っていたのか、の方が重要でしょう。

参考記事はこちら▼

結婚年齢の平均や分析はこちらの記事も併せてチェックしてみてください。

売れ残りという言葉が生まれた理由・背景

では、この言葉が生まれた時代背景を考えてみます。前提として、独身女性を「売れ残り」と呼ぶのは強い女性差別の表れでしょう。

昭和の高度成長期、またバブル期は、男性1人の収入で家族を養うことができました。「男女雇用機会均等法」が施行されるまで、女性の仕事は補助的なものと限定され、昇進や昇給もあてにならず、結婚するよりほかに選択肢がなかったのです。

結婚が“永久就職”と呼ばれたのは、そのためです。

若い方には信じられないかもしれませんが、勤務年数の長い女性を自主的にやめさせるために、転勤がない職種にも関わらず、わざと家から通えない遠隔地への異動を命じるというケースもありました。

今ならSNSで訴えれば知識を授けてもらうこともできるでしょうし、自分で法律の専門家のもとに行くこともできるでしょう。

しかし、当時の女性は「会社と揉めたくない」と泣き寝入りして会社をやめるか、理不尽に耐えて仕事を続けるしかなかったのです。こういうケースを見てきた女性たちが「結婚しないとまずい」と精神的に追い込まれ、「売れ残り」という言葉にナーバスになるのも無理はないことでしょう。

参考記事はこちら▼

昭和や平成の結婚観とは? 結婚と時代背景の関係性を解説します。

売れ残りは死語

現在は、男女の垣根なく、仕事につくことができます。また、男性ひとりの収入で家族を養える人は減っています。

ということは、「結婚すれば安泰」という時代は完全に終わっているわけで、その付随語である「売れ残り」も完全に死語と見ていいでしょう。

▶次のページでは、売れ残り女性の特徴を解説します。

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