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今カノと元カノを比べたことがある? #恋の答案用紙

神崎桃子(恋愛事情専門家・恋愛コラムニスト)

女性が気になる恋愛のアレコレを、男性たちに2択アンケート調査。結果をもとに、恋愛コラムニストの神崎桃子さんが男心を分析します。今回は「今カノと元カノ」にまつわるアンケート。

今カノと元カノを比べたことがある?

「あれ? 元カレだったらこうしてくれていたのにな」
「元カレだったらこう言ってくれたはず……」

付き合っている人がいても、たまにこんなことを思うときもあるよね。今の彼氏の行動にガッカリしたり、こっちが期待していた言葉をかけてもらえなかったりすると、元カレのことを思い出しちゃう……。

特に前の彼氏との交際期間が長い場合は「このときはこうしてくれた」という「元カレが当たり前にしてくれていたこと」が体に染みついちゃっていたりするからね(笑)。

でも、元カレと比べてしまうということは、もしかして男性だって元カノと今カノを比べているかもしれないよ。今回はそこのところを男性陣にリサーチしてみました!

Q. 付き合っている彼女と元カノを比べたことがある?

はい:43.3%
いいえ:56.7%
※有効回答数245件

ヤバいよ、ヤバいよ(笑)。「元カノと比べたことがある」という男性、けっこういるじゃないか~。「比べない」と答えた男性のほうが若干優勢なのにはホッとしたけどね。

それでは「今カノと元カノを比べてしまった」という男性と「今カノと元カノは比べない」という男性、それぞれの真意に迫ってみるよ。

「今カノと元カノを比べたことがある」派の心理

無意識に比べてしまうだけ

・「特に比べてどうこうはないが、無意識で比べてしまっているときがある」(30歳/学校・教育関連/その他)

・「口には出しませんが、内心比べてしまいます。前の方も今の方も自身も、長所・短所あるなというのを感じながらのほうが、現在の付き合いに感謝できると思います」(34歳/機械・精密機器/技術職)

そっか、男性は「無意識のうちに」元カノを思い出すことがあるんだね。女性たちがつい不満をもらしがちな「元カレならこうしてくれたのにな~」という比較対照ではないみたい。

「元カノはやさしかったけど、今カノは本当に気が強いなぁ」
「今カノは誰とでも仲よく話せちゃってすごいな。そういえば元カノは大人しくて引っ込み思案だったっけ……」
という感じじゃない?

誰でも長所・短所は持ち合わせているから、無意識のうちに元カノを思い出してしまうのは仕方ないことなのかも。

比較して「元カノのほうがよかった」と思うことも……

・「ケンカをしたときなど特に思う。こんなことでケンカなんてしなかったのにと」(28歳/医療・福祉/専門職)

・「彼女に合わない部分があると感じると、つい前の彼女のことも考えてしまう」(37歳/団体・公益法人・官公庁/その他)

出た~~~っ!! 「元カノのほうがよかった」発言。

人間とは勝手なもの。うまくいっている状態のときは思い出さないくせに(笑)、ケンカしたとき、寂しいとき、楽しくないとき、元カノや昔の恋愛のことを思い出してしまうのよ。

でも「前のほうがよかったな~」って比べるのはおかしいよね。だってさ、結局お互いうまくいかなかくて別れたんだから……。ロマンチストな男性だと、前の彼女との思い出を美化している可能性もあるかもね。

「今カノと元カノを比べたことがない」派の心理

人それぞれちがうのは当たり前、比べても意味がない

・「それぞれ別の人間であるし、比較していいことは何もないから」(29歳/電力・ガス・石油/営業職)

・「相手に対して失礼。人それぞれちがうので比較してもしょうがない」(30歳/運輸・倉庫/営業職)

そうそう、「前と今を比べてどうなるの?」だよね。本当に大事なのは元カノ・今カノ云々じゃなく「はたして自分はどうなのか?」。

人は恋愛において「我を顧みない」ことが多々あるもの。自らの至らなさは棚に上げ、相手には要求してしまいがち。

「前はこうだったのに、今は……」「前はこうしてくれたのに、今の相手は……」なんて比較から起こる感情はないものねだり。相手にばかりねだっていたら、どんな人と付き合っても満足しやしないよ。

比較するより、今カノと向き合うことのほうが大事

・「今現在のその子がどうかのほうが重要だから。元カノと比べて何をするの? 勝ち負け?」(39歳/その他/販売職・サービス系)

・「前の彼女はこうしてくれたなと思うときもありますが、口には出さないようにし、今の彼女のいい面を探すように努めています」(34歳/その他/その他)

そうだよね。比べるよりも、今カノの「いい面」や「美点」をクローズアップするほうが大事。

恋愛している真っ最中って、相手に与えてもらっていること、やってもらっていることに案外気づいてないもの。前の彼女がしてくれなかったこと、できなかったことを、今カノはしてくれているかもしれない。

それに、比較してアラ探しなんかしたって「さらにいい恋愛関係」が築けるわけじゃない。欠点をあぶり出すばかりで、相手のいいところを見つけるのが下手な人は、結局どんな人と付き合っても長続きしないよね。

前の相手とは縁がないから別れたの。「目の前にある縁」を粗末にしないで!!

今の相手の悪いところが見えると前の相手のいいところを思い出し、おもしろくないことがあると前の楽しかったことを思い出す……。人は時として“自分の都合のいいように、昔のことを引っ張り出す”ことがあるんだよ。

でも仮に、前の相手と続いていたとしても「うまくいっていた」なんて保証はない。それは男性だけじゃない、女性だって同じ。

昔の恋愛は、自分の記憶の中で知らず知らずのうちに風化されているもの……。本当は「イヤなところがあったから別れた」のに、いつの間にかその記憶が失われているだけかもよ。

そのときダメだったから、今の恋愛があるんじゃない?

元カレや元カノを引き合いに出して比較する暇があるなら、「目の前にある縁」を大事にするほうが、幸せになる近道よ。

(文:神崎桃子、イラスト:タテノカズヒロ)

※マイナビウーマン調べ
調査日時:2019年1月24日~1月28日
調査人数:245人(22~39歳の働く男性)

※この記事は2019年03月16日に公開されたものです

神崎桃子(恋愛事情専門家・恋愛コラムニスト) (恋愛事情専門家・恋愛コラムニスト)

「恋が続かない」「出会いがあってもいい人止まり」「結婚にたどりつけない」「男(女)に逃げられてしまう」「復縁したい」「絶賛不倫中」「婚外恋愛したい」「結婚生活がうまくいかない」など、男女問わず"恋愛初心者から上級者まで"あらゆるカテゴリの恋愛にフォーカスできる恋愛専門家。

これまで大手ポータルサイトに数々の連載コラムを寄稿、自ら経験して得た"恋の教訓"を各メディアから幅広い年代の読者に伝授してきた。

男女の思考回路の違いや男心女心を追求した記事は定評があり男性読者も多い。

著書には「なぜ女はこんなことで怒るのか ~不機嫌な彼女をなだめる10の掟~」(impress QuickBooks)、「恋愛サファリパーク~必要なのは女子力よりサバイバル力!」(すばる舎)、などがある。

恋愛映画のコメンテーター、ライター養成、文章セミナー、恋愛セミナーの講師としても活動中。"草食男子仕置人"としてダメンズたちに積極的に関わり、恋愛アドバイス等も行っている。

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