お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

意外とできていない人が多い? 「お見舞い」の正式マナー

松本繁美(マナーアドバイザー)

入院した病室を訪ねる際のマナー

お見舞い時の服装

1.黒ずくめ

全身、黒では葬儀(死)を連想させ、不吉な服装となります。避けるべき服装です。

2.派手すぎる服装

人目を引くような華やかすぎる服装も病院には相応しくありません。目のやり場に困るような短すぎるスカートや、肌の露出が多い服も避けるべきです。

3.ヒールの靴、サンダルなど

病人は神経がとぎすまされているので、音にも気をつけたいもの。ヒールの靴はマナー違反ではありませんが、コツコツと足音が立ちやすく、廊下などに鳴りひびく場合があるので要注意。足音が立たない自信があれば履いてもいいと思います。また素足でサンダルを履くことも感心しません。病人に対してというより、何かと菌の多い病院をサンダルなど素足で歩くのは危険でもあります。

病室でのマナー

1.小さい子どもの同行

小学校低学年以下の子どもは抵抗力も弱いため、風邪などを引きやすいため、風邪などのウイルスを病室に運んでしまうことがあります。術後で免疫機能などが弱っている人は、この風邪のウイルスひとつでも重大な結果をもたらすこともあるため、細心の注意が必要です。

2.香水や体臭などの、におい

病人は鼻も敏感になっているため、香水(トワレであっても)なども要注意。好みでない匂いならなおさら、気分が悪くなるでしょう。香水より気をつけたほうがいいのは、汗臭い匂いや不潔な匂い。自分自身の匂いチェックを済ませてから、お見舞いに行きましょう。

3.暗い表情は厳禁

病人を励ますための行くのがお見舞い。そのため暗い表情は絶対に避け、明るい笑顔で接してください。

4.大声で話さない。

個室であっても、病院スタッフが頻繁に出入りしています。廊下もスタッフだけでなく、入院患者も通ります。大きな声で話すのはよくありません。大部屋であればなおさらです。

5.お見舞いの人数

会社の部署全体で行くケースもあるかもしれませんが、せいぜい3~4人までにとどめましょう。大人数でのお見舞いは、不適切です。

次ページ:お見舞いの気持ちを押しつけないこと

SHARE