できない仕事は断るべき? 仕事の断り方テクニック
角が立たない仕事の断り方
では仕事を断る際にはどのような言い方がいいのでしょうか。相手が上司の場合と取引先の場合に分けて紹介していきますね。
上司の場合
感謝する、断る、理由を伝える、提案するという流れが基本です。順番に確認していきましょう。
感謝する
自分のことを頼りにしてくれているという点は素直に感謝できるといいですね。期待していない人に難しい仕事を振ることをはないはず。仕事内容に興味があるということ、本当はやりたいと思っているということを合わせて伝えるのもいいでしょう。
断る
感謝したあとは、断る意思を示すといいでしょう。結論を早く言ってほしい思っている上司も多くいるからです。ただし、あまりにもすぐに断ってしまうと上司への印象が悪くなるので注意しましょう。まったく協力できないという断り方ではなくて、「今すぐは難しい」や「一部ならできる」といったように譲歩の姿勢を示すことも大切なポイント。上司への敬意を忘れないようにしましょう。
理由を伝える
理由を伝えないと納得してもらえないですよね。「自分が担当することで迷惑がかかる」「ほかの仕事に影響が出てしまう」「クオリティが下がってしまう」「スケジューリングが厳しい」など思っていることを正直に伝えるといいでしょう。
提案する
自分が断ったとしてもその仕事はいつか、誰かがやらないといけない仕事だと思います。代わりにやれそうな人を推薦するという方法もありますが、その際は事前に推薦する人にも相談しておいたほうがいいですね。
断るといってもこのようなプロセスが必要です。「次はやってくれそうだな」という期待感を上司に思ってもらえるように、きっちりと説明しましょう。
取引先の場合
相手が取引先であっても、上司の場合と基本的な流れは同じです。順番に確認していきましょう。
感謝する
自社製品やサービスなどを頼りにしてくれているという点をまずは感謝しましょう。
断る
次に断る意思を示すことになりますが、「大変心苦しいのですが」「どうしても折り合いがつかず」などと本当は断りたくないという自分の感情を表現することがポイントです。
理由を伝える
もちろん理由も必要ですよね。「私の力不足で、ご提案を社内で通すことができなかった」
「繁忙期のためラインが手一杯になっている」「品質面で問題が生じてしまうかもしれない」などと現状をきっちりと伝え、社内で検討したということがわかるように説明するといいでしょう。
提案する
代替案を提示できるようであれば、伝えるようにしましょう。期日が厳しいのであれば「来月までであればお届けできる」といったように伝えることもできますね。取引先の本当の目的を理解して、代わりの案を提示すれば満足してもらえる可能性もあります。