上司に必須のスキル「ティーチング」とは【図解】
部下は上司が思った通りに育ってくれないものですよね。部下育成のポイントは大きく2つです。
ひとつは、自分がロールモデルになること、そのためには、まずは自分がどんなリーダーでありたいのか、自分らしいリーダーはどんなスタイルか、など、自身のスタンスを明確にしておくことです。これが描けていると、ブレないリーダーになります。
そして、もうひとつは、型を学ぶことです。リーダースタイルは様々ですが、必要なスキルは共通しています。
指導の型として知っておくべき「ティーチング」の手法を学びましょう。
ティーチングとは何か
まずはティーチングとは何か、についてです。混同しやすい「コーチング」についても解説します。
ティーチングの意味
ティーチングという言葉は知っていても、具体的に何をすることなのか、がわからない人もいるのではないでしょうか。
ティーチングとは、その人(上司)が持っている知識、技能、技術を相手に教えることです。
組織の中でのティーチングといえば、ビジネスマナーからはじまり、仕事をする上で必要な知識、たとえば業界特性、会社全体の仕組み、所属する部署で必要な専門知識や技術的なスキルを具体的にやり方も含めて教えます。
このように教える人と教えられる人の関係を築き、指導していく方法です。
ティーチングとコーチングのちがい
ティーチングとよく混同しやすい手法に「コーチング」があります。
ティーチングは、上司など熟練者から一方向的に情報提供や教える、といった形式ですが、コーチングは、双方向間のやりとりが発生します。
上司が問いを投げかけ、それに対して部下は、自分で考えます。その発言内容を上司が聞き、更に問いを投げかけます。
この繰り返しをすることで、部下本人が気づいたり、自分が既に持っている答えを引き出されたりするのです。
その際上司は、アドバイスや答えを与えません。あくまでも、部下が自分で答えを出すのです。
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