上司に必須のスキル「ティーチング」とは【図解】
ティーチングが有効な場面って?
さて、ティーチングはどんな場面で活用すると有効なのでしょうか。
一昔前は、上司のやっていることを見て盗め、周囲の会話にはしっかり耳を傾けて、どんなやりとりをしているのか、情報は自分でつかめ、といった指導が主流でした。
しかし、今や電話や直接会話するコミュニケーションは減っている中、その方法は無理というもの。意識的に部下に教えるための時間を作る必要があります。
一昔前のように、3年経ったら一人前の仕事をさせてもらう、という世の中ではありません。早めに知識や技術など、必要なベースを理解して、その次のステップとして、応用力を磨き、自立的に活躍できるようになる、といった流れが必要です。
上司が部下のためにティーチングに割く時間は、若手であるほど、多くなります。なぜなら、持っている知識やスキル、経験が浅いからです。
また、緊急性が高い場面にもティーチングは有効です。
本来はじっくり自分で考えて取り組んでもらいたい、気づいてもらいたい、と思っても、会社はチームで動いているため、部下が考えて実行する時間を待つことができない場面もあります。
その場合、コーチングよりもティーチングのほうが、スピーディに問題解決につながります。
◎ティーチングが有効な場面まとめ
- 新卒入社時など、経験スキルのない若手に教えるとき
- スピーディに問題解決しなくてはならない緊急性が高いとき