悪口ばかり言う人の末路とは? 上手く付き合う対処法
悪口ばかり言う人の心理とは?
悪口ばかり言う人は、「理想」が高く「べき論」が多い傾向があります。「許容範囲がとても狭い」とも言えるでしょう。
彼らは「人間はこうあるべきだ」「こういうシーンではこうすべきだ」という強固な理想があり、自分はもちろんのこと、他人もこの理想に従っているべきだと考えます。
自分の中の「べき論」から外れる相手は悪口の対象
彼らの「べき論」から外れる人は「なってない」「わかってない」「ありえない」と悪口の対象になります。
たとえ一部の話題で「べき論」に合致して悪口対象から外れても、別の話題で「べき論」から外れれば、即悪口の対象です。
結局、「自分と自分のクローン以外は全員が悪口対象」となります。
心理1:いつも強い不満を抱えている
また、悪口ばかり言う人は、生活全般への満足度が低く、強い不満を抱えていることが多いです。
不満の中身は、「好きな仕事に就けなかった」「友だちが自分より年収が高い」「モテたいのにモテない」など、悪口を言う対象相手とはまったく関係のない不満であることも多々あります。
彼(彼女)らは現状の不満について「自分は被害者だ」「自分以外の他人や社会が悪い」と考えています。「自分が不幸せなのは他人のせいだ」という考えで毎日を生きているのですから、他者全般へのネガティブパワーが日々大量生産されています。
心理2:自分に自信がない
そして、悪口ばかり言う人は、自分に自信がありません。生活全般への満足度が低く、理想と現実がかけ離れていると、自信を失っていきます。
自信がない場合、上述した「他責思考」の人は、「他人を自分より低く貶める」ことで相対的に自分の地位を上げようとします。「自分より上だ」と思う相手でも、ケチをつければ「自分より下」ランクに位置づけられると思っているからです。
悪口を生む4つの要素
以上のように、「許容範囲の狭さ=不満を抱える対象が多い」「日常生活で満たされておらず日常的に不満がたまる」「自分に甘く他人のせいにする」「自信がない」という4つの要素が悪魔合体すると、「とにかく他人の悪口を言わずにはいられない人」が誕生します。
彼らは日々の不満や怒りを「他人への怒り」に自動コンバートしています。毎日たまる大量のネガティブパワーの発散先が「他人の悪口」です。
「自分の不満を他人にぶつけている」だけなので、悪口を言う相手は究極を言えば誰でもよく、身内や友人、会社の人といった身近な人から始まり、社会や特定クラスタへの攻撃など、どんどん攻撃対象が広がっていきます。