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私の人生の主役は私。それならハッピーエンドを作っちゃえばいい

児玉珠里(もみじまんじゅりー)

「がんばらなくても愛される女たちの座談会」で、交際0日婚したエピソードを語った、人気恋愛ブロガーのもみじまんじゅりーさん。その目には一切の迷いはなく、むしろキラキラしている彼女の姿に、聞き手も自然と引き込まれていった。今回はそんな彼女に、「愛されたい女」が幸せになれない理由と幸せになるためのヒントについて語ってもらった。

「こんなにがんばったのに愛されなかった」って嘆くのはちがう

“愛されたい”ってただの願望でしかない。自分の人生なのに相手に任せすぎだと思わない?

恋愛だけに限らず、相手に“〜されたい“と思うことがそもそも負の根源だと思う。

相手任せにするから、願望が叶わなかったときは人のせいにしてしまう。そうやって自分が成長しないから、寄ってくる男性もずっと似たり寄ったりで、負のループ。

「わたしは彼のために、いろいろ合わせてがんばったのに愛されなかった……。」

また、彼のせいにするの? あなたは合わせてしまうのではなくて、合わせてあげられるいい女だから、自信をもってほしい。幸せは相手にしてもらうものではなくて自分でつかみ取るもの。

「愛されたい」? いや、彼に「愛させる」ことが大事! 自分の人生の舵は自分でとることが、幸せになる鉄則。

わたしは、とびっきり「彼の好きな子」を演じる

じゃあ彼に愛させるために、どこまで素を出して、どこまで素を隠せばいいの? って思う人も多いはず。むしろわたしは、意中の彼には素を出さない、ぶりっ子万歳。素を出し合える関係が絆を深めるなんて嘘だと思うから。

わたしは、今の旦那さんにはずっとかっこつけていてほしいから結婚した。だから今でも、わたしは主人の前で常にぶりっ子でいる。私がやる”ぶりっ子”はたとえば、ひとりで全然開けられるペットボトルのフタをいちいち「開けて♪」ってお願いする、とか。

疲れるからぶりっこしないのは怠慢でしかないし、何も気飾らずに「ありのままのわたしを愛してよ」っていうのはただのワガママだと思う。何様だっていう話。そんな子に限って、彼にはかっこよくいてほしいって言うでしょう? 好きな人の前だからこそ、自分を飾るべき。ただし、自己犠牲はしない。彼の理想や要望を我慢して全部聞く必要なんてない。自分が楽しめる範囲でとびっきり「彼の好きな子」を演じる。

だから自分が苦しいことなんて絶対しないし、してはいけない。だって、わたしがこの人生の主役だから。自分を大切にできる人が、相手からも大切にされる。

「彼に選ばれたい?」ちがうちがう、選ぶのはわたし

わたしの人生は、わたしが主役。彼の気持ちを考えるのではない。常に自分がどうしたいか。

たとえば、「男性は追いかけたい生き物だから、女性から追いかけてはいけない」なんてよく聞くけど、そんなの関係ない。

無理に駆け引きしたりする必要なんてなくて、自分が追いかけたいのであればとことん追いかければいい。モテたいのであれば、追いかけ方を工夫すればいいだけ。彼を徹底的に調査、考察して、マニュアルではない彼へのためだけの追いかけ方をすればいい。何が幸せかは、自分で決める。ほしいものは、自分で掴みにいかなきゃ。

彼に必要とされたいって女の子がよく言うけど、わたしはあなたのことが必要なの。そう思っていたほうが楽に生きられる。余裕だって生まれる。

選ばれる側の人生なんてさっさとやめて選ぶ側になる。モテる女には余裕がある。

自分軸=自己中じゃない。むしろやさしさ

わたしの好きなタイプは、彼女にさっとお花を買えるようなロマンチスト。自分のことが大好きでかっこつけたがりなナルシスト。ハプニングが起こったときに冷静に対処できる判断力を持っていて生き残れそうな人。

超具体的だと思わない? ちなみにハイスペック男子も好き!

“好きになった人がタイプ”って言う人は、恋愛がうまくいっていないことが多い気がする。それは、自分のことをいまいちよくわかっていないからだと思う。自分はどういう人間で何を求めていて、どういうことをされたらうれしいとか、とことん自己分析するべき。

自分のことがよく理解できると、相手に求めるものもはっきりする。自分はどういう人に好かれるのか、どういう人と相性がいいのかわかるようになる。間違った選択を取りにくくなる。結果、楽しく生きられる。

一見、自己中に聞こえるかもしれないけど、自分軸をはっきり持つということは相手のためにもなる。この子はどうすれば喜ぶのか、どうすれば俺のことをもっと好きになってくれるのか、わかりやすい子のほうが彼もがんばりがいがある。2人の幸せにつながる。

自分軸を持つということは、自己中になるということじゃない。自分を理解するということ。自己理解を深めることは、自分にも相手にもメリットがある。

幸せは自分で作っちゃえばいい

彼のために生きているのではない。この人生は自分が主役で、自分がプリンセス!

そう思って生きると、毎日が楽しくてしょうがなくなる。いろんなことに挑戦したくなるようなやる気もでるし、キラキラしていられる。

そんな“キラキラ”に人やチャンス、幸せが寄ってくる。魅力的なあなたに彼も夢中になる。もちろん、好きな人には変な意地をはらずに、思いやりややさしさをもって、折れるところは折れる。

でもそれは、彼のためではない。私が彼と一緒にいたいから。彼と一緒に幸せになりたいから。

自分軸をもつということは、人のせいにしないで、自分の行動に責任を持つということでもある。自分が主役なんだから、ハッピーエンドのストーリーを自由自在に作っちゃえばいい。幸せは自分で作れる!

自分軸が、私を幸せにしてくれる

わたしの人生はわたしが決める! 大好きなひとに「わたしについてきて♩」くらい言ってやろう。でも、それだって実践するか実践しないかはあなた次第。

自分軸を持って自分で決めるとはそういうこと。それが幸せになるカギ。

>後編につづく。8月19日(日)更新予定

(文:もみじまんじゅりー、構成:マイナビウーマン編集部)

※この記事は2018年08月14日に公開されたものです

児玉珠里(もみじまんじゅりー)

大手婚活会社退職後、本格派アーユルヴェーダサロン【Lakshmi】のセラピストに転身。恋愛・美容・ヨガ・スピリチュアルを学ぶ。「全米ヨガアライアンスRYT200」「耳つぼジュエリーセラピスト」の資格保持者。2016年に交際0日婚をした新米主婦。

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