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泣き寝入りしない! 覚えておきたいパワハラ対策

刈谷龍太(弁護士)

三浦一紀

会社で上司から受ける理不尽ないやがらせなどを「パワーハラスメント」、略して「パワハラ」と呼びます。近年、このパワハラが問題視されており、対策に乗り出している企業も増えています。

しかし、相変わらずパワハラが行われているというケースも見受けられます。上司がパワハラという意識がなく、昔からの慣習のように行われていることも多いようです。

また、上司ということで、さまざまないやがらせを我慢しているという人も。特に女性の場合は、パワハラだけではなくセクハラの問題をはらんでいる場合があります。

この記事では、グラディアトル法律事務所の刈谷龍太弁護士に、パワハラ問題への対策方法などを教えてもらいました。

パワハラをする上司の特徴とは?

パワハラをする上司の特徴として、心理や性格面で他者の人格や差異を尊重することができなかったり、誠実さや正直さに欠けていたり、自分を強く見せたいという自意識過剰な面をもっていたりするタイプが多いといわれています。ほかには、支配欲、臆病、神経質、権力志向を持っている傾向にあります。

パワハラは、上記のような心理や性格に根ざした不安や恐怖心からくる嫉妬や妬みに起因し、しかも自分の行動が有害行為であると認識せずに行われる傾向があります。

次ページ:ケース別パワハラ対策法

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