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モラハラ上司の特徴とは? 適切な対処法を3つ紹介

小日向るり子

おぜきめぐみ

セクハラ、パワハラ、モラハラ。さまざまなハラスメントが昨今叫ばれていますが、判断が難しいものでもあります。しかし、「これって、もしかして……?」と思ったら、ひとりで抱え込まずに、適切な対応をとりましょう。そこで今回は、モラハラ上司の見分け方と対策を、心理カウンセラーの小日向るり子さんに教えてもらいました。

モラハラ上司の特徴

上司からのモラルハラスメントは、大きく以下の3つに分かれます。また、これらを複合的に行ってくる場合も。

口頭攻撃型

主に自分の立場が上であることを利用した発言で、相手が精神的ダメージを受ける言葉で攻撃してきます。「お前なんか部署のお荷物だ!」、「俺もみんなも迷惑している」、「そんな能力でよくうちの会社にいられるな」、「生きている価値ないぞ」など。そんなことを言われているうちに、会社で働き続けることに自信をなくし、ひどくなると、生きていることにも自信をなくしてしまう場合も……。こうした口頭攻撃をする上司は、意図的にしている場合と、自分でも自覚がないまましている場合の2通りがあります。

無視型

挨拶をしても無視する、自分だけ会議の参加メンバーとして呼ばれない、必要なメールを転送してこない、などのいわゆる「存在を無視する」言動です。精神的に未熟、かつ臆病な性質の人が行うモラハラのタイプで、こうした行為を完全に意図的に行ってきます。

プライベート介入型

個人アドレスやLINE、SNSに連絡をしてきたり、上司という立場を利用して飲み会や休日のゴルフに付き合わせたり、といったもの。「部下は上司に付き合うのが当たり前」といった固定観念が強い性格の人に多いモラハラです。また、自分自身もそうした経験を経て上司になっている場合が多いため、これがモラルハラスメントにあたるという自覚がない場合がほとんど。男性上司から女性部下にこれらを行った場合、女性側が性的に不快だと感じると「セクハラ」の概念で扱う事案になることもあります。(もちろん女性から男性に行った場合も同様です)

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