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ニキビの予防徹底ガイド~発生メカニズムと予防法~

鈴木稚子

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できては治るを繰り返すニキビ。もう二度とできないように、予防法を美容皮膚科医の鈴木稚子先生にうかがいました。食事、生活習慣、洗顔、スキンケアなど徹底して、ニキビを予防していきましょう。

<目次>

ニキビを予防するために発生原因を知ろう

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そもそもどうしてニキビはできてしまうのでしょうか? 発生メカニズムを知ることも大事な予防策です。鈴木先生に詳しく解説してもらいました。

毛穴の中に皮脂が溜まるのが、ニキビの原因です。肌が脂っぽければニキビはもちろんできやすいですが、たとえ皮脂が多くても、毛穴の中に溜まらなければニキビはできません。乾燥肌でも、皮脂が毛穴からきちんと排出されなければ、ニキビができてしまいます。

皮脂は、天然の保湿因子として必要ですが、過剰にできすぎると排出しきれないため、毛穴の詰まりの原因になります。多くの場合、皮脂分泌が増えるのは男性ホルモンの影響です。思春期は皮脂分泌が活発になりますが、20歳前後でホルモンバランスが安定すると皮脂分泌も落ち着きます。

大人になるとニキビの主な原因は「古い角質の蓄積」と「肌の乾燥」です。肌の代謝が悪くなることで、ターンオーバーが遅くなり、古い角質で毛穴をふさいでしまいます。また、ターンオーバーの低下によって起こる「肌の乾燥」は毛穴をふさぐ角質を厚く、堅くし、毛穴詰まりを起こします。毛穴に皮脂がたまると、毛穴の常在菌であるアクネ菌が繁殖し炎症を起こします。それがニキビです。

次ページ:皮膚科医が教えるニキビ予防策

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