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【朝ヨガ】集中力UPにも効果的! 骨盤のゆがみを整える「木のポーズ」

村上華子(ヨガインストラクター)

恋に仕事に大忙し。がんばる自分も好きだけれど、休日くらいはお家でリラックスする時間を作りたい。そんな働く女性に向けて、ヨガインストラクターの村上華子さんが「日曜日の朝にオススメのヨガ」をお届け。約5000年前の古代インドから継承されてきたヨガのパワーで心と体をリフレッシュさせて! ※隔週日曜日配信予定

片足でバランスをとる「木のポーズ」は、シンプルながらも“軸の感覚”を身につけることで骨盤のゆがみを整え、伸びやかで美しいボディラインを作るのに効果的。第22回の今日は、立位のバランス系ポーズの基本、「木のポーズ(ヴリクシャ・アーサナ)」を紹介します。

「木のポーズ」とは?

軸足で床を踏みしめながら、地に根を張るように下半身を安定させ、上半身は空に向かって枝葉を広げるように、全身を悠々とストレッチする「木のポーズ」。片足で体を安定させるために、姿勢を正し“軸の感覚”を培うことで、バランス感覚の向上のほか、骨盤のゆがみを整え、下腹部の引き締めにも効果をもたらします。バランスポーズを行う際は、筋力で体勢を固定するのではなく、微細に揺れながらも、安定する場所を探すのがコツ。ゆったりとした呼吸を繰り返しながら自然体を意識し、力まず行いましょう。

「木のポーズ」の手順

(1)左右の足裏全体で床を踏みしめ、背筋を伸ばして立つ。

(2)右足を持ち上げ、足裏を軸足の太ももの内側(かかとは足の付け根あたり)につける。右のつま先は下向きに。

(3)胸の前で合掌を行ったら、足裏と太ももをお互いに軽く押し合うことで“軸の感覚”をつかみ、姿勢を安定させる。息を吐き、肩はリラックス。

(4)息を吸いながら合掌した手を上に伸ばし、30秒ほど深呼吸を行いながら姿勢をキープする。吐く息で手を下ろし、反対側も同様に。

※ポーズの注意点

片足でバランスが取りづらければ、足を押し合う場所は、ヒザよりも低い位置に変えてもよい(ヒザ部分で足を押し合うのは、靭帯を痛める恐れがあるのでNGです)。

本日のレッスンまとめ

バランス系のポーズでは、視点もポイントのひとつ。視点が定まらずキョロキョロした、いわゆる「集中を欠いた」状態では、体の安定性を失います。視点を前方の一点に定めて、やわらかな呼吸を繰り返すことで、平常心を保つ練習にも役立ちますよ!

(監修・文:村上華子、撮影:masaco)

>連載「日曜日の朝ヨガ」バックナンバーはこちらから

※この記事は2016年11月27日に公開されたものです

村上華子(ヨガインストラクター) (ヨガインストラクター)

ヨガインストラクター、薬膳フードデザイナー。綿本彰氏のもとでヨガを学ぶ。2008年、ヨガ仲間と銀座に「HASYOGA」を立ち上げる。現在は、伝統的なヨガのクラスに加えて、身近な食材で作る、薬膳講座なども開催している。

インスタグラム:https://www.instagram.com/tokimusubian/

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