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【ホル活】第2回:寝る前の歯磨きもNG!? ホルモンバランスを整える「睡眠のコツ」7カ条

松村圭子

水野久美(フリーライター)

いつか産みたいと思ったときに産めるカラダでいるには、今からホルモンバランスをしっかり整えていくことが大切。そこで、産婦人科医で成城松村クリニック院長の松村圭子先生が、ホルモンバランスを意識したライフスタイルを築く活動「ホル活」の正しい知識とコツを伝授してくれます。忙しい働く女性でも実践できる、全10回のホル活レッスンをはじめましょう! ※第2・第4木曜日更新中!

平日は忙しくて十分な睡眠時間がとれない、ベッドに入ったのに寝つきが悪い、目覚めが悪くてスッキリしない……。現代の働く女性は、そんな睡眠に関する悩みを多く抱えているはず。夜更かしや寝る前の悪い生活習慣が続くと、自律神経やホルモンバランスにまで悪影響を及ぼしてしまうようです。限られた時間でも深く良質な睡眠を目指したいもの。そこで第2回は、ホルモンバランスを整える睡眠のコツについて、松村圭子先生にお聞きしました!

睡眠環境の乱れは、ホルモンバランスに影響大!

日本人女性は世界的に見ても睡眠不足です。夜更かしや不規則な生活習慣で睡眠の質が悪化すると、まず自律神経のバランスが乱れやすくなります。自律神経は活動の「交感神経」と休息の「副交感神経」という、いわばスイッチのオンとオフ。その切り替えがうまくいかなくなると体内リズムが狂ってしまい、自律神経に密接に関係しているホルモンバランスも崩れやすくなってしまうのです。

よいとされる睡眠時間には、個人差があります。一般的には、レム睡眠とノンレム睡眠を足した90分のサイクルで目覚めるのがベスト。忙しい働く女性でも、最低6時間はほしいところですね。7~8時間くらいがもっとも病気や肥満にもなりにくいと言われています。睡眠が少ないとグレリンという食欲増進ホルモンが増え、レプチンという食欲抑制ホルモンが減ってしまい、太りやすくもなります。

こうして睡眠はさまざまなホルモンと関わっており、バランスが崩れてしまうと将来の妊娠・出産にも影響を及ぼしかねません。ホルモンも1日のリズムをもって分泌されるため、24時間のきちんとしたリズムや生活習慣を意識していく必要があります。ただし、睡眠は時間だけでなく質も重要です。「何時までに寝なきゃ!」と無理に守ることがストレスになる人もいるでしょう。少し遅い時間になっても、いかに深い眠りにつけるかが大事です。

ホルモンバランスを乱す10の睡眠習慣

次の睡眠にまつわる生活習慣のうち、あなたはいくつ当てはまりますか? ホルモンバランスの状態をチェックしてみましょう。

◆ホルモンバランスを乱す睡眠のNG行動チェックリスト

(1)携帯・スマホをベッドに持ち込む 
(2)仕事帰りにジムへ寄るなど、激しい運動をする
(3)夜遅くにコンビニに寄ることが多い
(4)寝る前に飲食する 
(5)夜にコーヒーや紅茶をよく飲む
(6)夜、1日の反省をしてベッドで悶々と考えごとをする 
(7)熱いお風呂に入っている
(8)寝る直前に歯磨きをしている
(9)パジャマではなくTシャツ、短パンなどで寝る
(10)平日が睡眠不足のため、休日に寝だめする

5つ以上当てはまる人は、ホルモンバランスの乱れが心配! 次に紹介するホル活レッスンで、睡眠前の行動を見直していきましょう。

【次ページ:ホルモンバランスを整える睡眠のコツ7カ条とは?】

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