そんなにいるの!? 「管理職になりたくない」と願う女性●%
仕事をするうえで「出世」は大きな問題です。順調に出世していけばお給料も増え、会社での発言権も増すことが考えられます。しかし、そうなるためには多少プライベートを犠牲にしなければならないのかもしれません。働く女性たちは、将来の自分についてどう思っているのでしょうか。ゆくゆくは管理職になりたいと思うかどうか、女性のみなさんに率直な意見を聞いてみました。
Q.ゆくゆくは管理職になりたいですか?
「なりたい」……24.9%
「なりたくない」……75.1%
「なりたい」という女性よりも、「なりたくない」という女性の方が大幅に多い結果となりました。なりたい理由、なりたくない理由ををそれぞれ語っていただきました。
<管理職に「なりたい」女性の意見>
■やっぱりお給料
・「同じ時間働くのであれば、管理職になって給料が上がる方が良いから」(34歳/金融・証券/専門職)
・「給料が増えるなら。その一点において」(34歳/建設・土木/事務系専門職)
お給料を得るために仕事を頑張る方も少なくないはず。管理職になればお給料もアップ! 効率よく稼げるようになれば、仕事以外もより充実させられそうですよね。
■仕事のやりがい
・「管理職になる方が裁量権が増え、自分のやりたいことを実現できるチャンスが増えるから」(34歳/団体・公益法人・官公庁/秘書・アシスタント職)
・「所属先の管理職体制に不満があり、変えたいから。もっと現場の立場に添える管理職が必要だと思う」(29歳/その他/その他)
お金ではなく純粋に「やりがい」を求める意見もありました。せっかく仕事に取り組むなら、女性だってもっと野心を持っていいはず! 自身の「やりたいこと」を、今一度見つめなおしてみてはいかがでしょうか。
<管理職に「なりたくない」女性の意見>
■管理職の器じゃありません!
・「自分は、平凡に仕事をこなしていきたいタイプ。前に立つタイプではないから」(32歳/学校・教育関連/事務系専門職)
・「給料が上がるのは嬉しいけど、責任重大になるのは嫌だし、部下にきちんと言えるならいいけど、機嫌を伺ったりして、ハッキリ言えなさそうだから」(32歳/機械・精密機器/事務系専門職)
自身の能力を冷静に分析した結果、「向いていない」と判断する女性が多数! 働き方を決定するうえで自己分析は重要なもの。ただしそれだけにとらわれてしまうのは、少々もったいないのかもしれませんね。
■仕事以外を優先したい
・「家庭を優先したいので管理職となって忙しくなるのが嫌である」(29歳/建設・土木/事務系専門職)
・「今後は子どもの成長を見守る為に、パートなどで責任の少ない仕事をしていきたい」(34歳/その他/事務系専門職)
働く女性も増えていますが、「家庭」や「子育て」との両立に苦しむ方もまだ少なくありません。管理職になればこれまで以上に負担も増えるもの。周囲の女性の状況を見ても、明るい想像は難しいと言えそうです。
■本当はなりたくなかった
・「今現在管理職なので。なりたいとも思わなかった」(33歳/ホテル・旅行・アミューズメント/営業職)
今現在管理職として活躍している女性の中にも、「本当はなりたくなかった!」なんていう声がありました。お給料が増えた分、責任も大幅アップ! 日々重圧と戦うのは想像以上の苦労かもしれませんね。
まとめ
それぞれの理由で「管理職になりたい」と思う女性たち、そして「なりたくない」と思う女性たち。あなたはどちらに共感できましたか? アラサー世代は、自身の働き方を決定づける時期でもあります。なんとなく過ごすのではなく、将来のビジョンを具体的に描くことで、将来につながる道を見つけられるのではないでしょうか。
(ファナティック)
※画像はイメージです
※『マイナビウーマン』にて2016年7月にWebアンケート。有効回答数200件(25~35歳の働く女性)
※この記事は2016年07月22日に公開されたものです