【カラダのお悩み】夏風邪はどうして長引くの? 原因と対処法5つ
身体の不調は老化への第一歩! 専門家監修のもと、不調のメカニズムを解明し、健康的なキレイ女子になるための解決方法をお届けします♪
すっかり夏の到来です。気温の高さから、ついつい夏バテし、夏風邪を引いてしまった……という人もいるのでは? 今回は、医療法人社団 泰仁会 北川医院の北川泰久理事に、夏風邪のメカニズムと対処法についてお伺いしました。
◆今回のお悩み
夏風邪を引くとなかなか治らなくて困ります。なぜ夏風邪は長引くのでしょうか?(29歳/医薬品・化粧品/秘書・アシスタント職)
◆「夏風邪」の原因って?
夏は、外の暑さやクーラーを使用した室内との気温差などで体がバランスを崩し、免疫力が低下しています。そこで高温多湿を好み繁殖するウイルスに感染してしまい、夏風邪を引くというケースが多いです。コクサッキーウイルス、エコーウイルス、エンテロウイルスやアデノウイルスはその代表と言えます。
これらのウイルスにかかった場合、下痢や腹痛の症状がよく出ます。おなかのウイルスはなかなか外に出てくれず、下痢などを繰り返し体力が消耗するために長引きます。ほかにも高熱や、のどの痛みが夏風邪の主な症状です。また、子どもの夏風邪でよくあるヘルパンギーナでは、咽頭が赤く、水泡ができているのが特徴です。手足口病では、手足に赤い発疹がでます。またプール熱も夏風邪のひとつで、アデノウイルスが原因となります。
主に、夏バテしやすい人や、暑さに弱い人が夏風邪を引くことが多いので暑さ予防は大切です。また、大人は子どもから夏風邪をもらうケースも多いため、身近な子どもが夏風邪を引いているなら要注意。身体の調子が悪いと感じたら、病院を受診するようにしましょう。
次ページで、あなたの症状から、「夏風邪」の危険度をチェックしてみてください!