がめついの意味とは。がめつい人の性格的特徴と心理
がめつい人の性格や心理とは
ここでは、がめつい人の性格や心理に迫ってみます。特徴を挙げるので、チェックポイントとしても使ってくださいませ。
がめつい人の特徴5つ
(1)ルールを守らない
あるいはマナーといった方がいいかもしれません。
がめつい人にとっては自分の利益が第一です。そのために少々のルール違反をすることがあります。自分だけ商品をゲットするために順番を抜かすといった行動などです。
もちろん、全ての方がそうだというのではありません。がめつさの中にも礼儀あり、というわけですね。
(2)すぐに金銭を要求する
お金にシビアです。
何かと請求してきます。給料の交渉や、何かのお礼など。細かなところで「で、いくらもらえるの?」と言ってきます。
見返りを求めるのが悪いわけでありません。しかし目先の利益を狙い続けると、大きなチャンスを逃すこともあります。じゃあもう次から声をかけるのやめよっか、と評価されることもあるから。
人間関係や社会の難しいところですね。
(3)親切をしない
基本的にギブはしません。
もったいないから。自分のリソースが減るのを嫌うのですね。あるいは他人のために動いても見返りを要求します。死んでもタダ働きしないのです。
その姿勢が「優しくない」と受け取られることもあるでしょう。
(4)家が物であふれている
がめつい人の家は物であふれていたりします。
物を捨てるのが苦手だから。「まだ使えそう……」「捨てるのは惜しい……」と、ためこんでしまうのです。片付けられないというより、そもそも物が多いのですね。
部屋に「いつか使うかもしれない物」がたくさん保管されているはずです。
(5)アンフェアでも構わない
フェアの意識は薄いです。
自分が得するかどうかが重要だから。「Win-Win」でなく「Win-Lose(もちろん負けるのは他人)」で構わないのですね。ゆえに、がめつい人の提案することは、しばしばアンフェアだったりします。
まわりにフラストレーションを与える原因になります。
がめつい人の心理や原因とは
(1)自分の世界で生きている
自己中心的ともいえます。
自分の損得や快不快を基準にしているのです。他人にも感情があって、立場があるということをないがしろにしているわけです。
他人の状況を考えないからこそ、がめついアクションをできるともいえます。
(2)家庭の空気
家庭環境も原因になりえます。
家庭に吝嗇家(ケチ)の風土があったのかもしれません。自分の利益を得るのが最優先である、という空気のなかで育ったパターンです。
がめつさに限った話ではありませんが、子どもの人格は、親や家庭環境に強く影響されます。
ちなみに「親がどう教育したか」でなく「親がどういうふうに生きたか」が子どもに影響を与えるのです──何だか考えさせられますね。
(3)お金がない
これも真理だと思います。
人はお金がないときに、がめつくなるのです。今まで普通だった人が、失業や仕事で失敗するなりガラッと変わってしまった経験はないでしょうか。まさにそういうことです。
シンプルに苦労しているのかもしれません。私たちは自分の生活が満たされたときだけ、他人に分け与えることができるのですね。
(4)愛情不足
根深い問題が隠れていることも。
実は利己主義な人間は「愛情不足」であることもあります。他人を信じたり、信じてもらったりという経験が少ないのです。上に書いた家庭環境もあるでしょう。
ゆえに「信じられるのはお金(自分の利益)だけ」という真理になるのですね。がめつい人が求めているのは利益ではなく愛なのかもしれません。
そう考えると少しかわいそうな感じがしますね。