【弁護士が解説】離婚の原因ランキング⇒1位は「○○の不一致」
司法統計による離婚の原因ランキング
一般女性の離婚理由では「性格の不一致」がもっとも多い回答となりました。それでは、最高裁判所の司法統計(2015)による離婚の原因ランキング(※2)では、どのような結果になっているのでしょうか。グラディアトル法律事務所の刈谷龍太弁護士に解説していただきましょう。
男女別離婚申し立ての動機割合(2015)
妻の離婚理由

2位「生活費を渡さない」……28.3%
3位「精神的に虐待する」……25.6%
4位「暴力を振るう」……22.7%
5位「異性関係」……18.0%
6位「その他」……12.4%
7位「浪費する」……11.3%
8位「家庭を捨てて顧みない」……9.0%
9位「性的不調和」……7.6%
9位「家族親族と折り合いがつかない」……7.6%
※11位以下省略
※複数回答可
夫の離婚理由

1位「性格が合わない」……61.3%
2位「その他」……21.2%
3位「精神的に虐待する」……18.7%
4位「家族親族と折り合いがつかない」……14.9%
5位「異性関係」……14.8%
6位「性的不調和」……13.1%
7位「浪費する」……12.4%
8位「同居に応じない」……9.9%
9位「暴力を振るう」……8.5%
10位「不詳」……8.1%
※11位以下省略
※複数回答可
最高裁判所の司法統計結果でも、男女ともに「性格が合わない」という理由が1位となりました。やはり、お互いの性格が合わないことによって離婚に発展してしまうケースが多いようです。それでは、なぜここまで「性格の不一致」が多いのか、グラディアトル法律事務所の刈谷龍太弁護士に聞いてみました。
離婚原因に「性格の不一致」が多い理由
離婚調停の申立書などには「申立の動機」を記載する欄があります。ここには、「異性関係」や「暴力」のほかに「性格が合わない」という項目があります。丸が複数の項目につけられることも影響しているのでしょうが、経験上は、他に主な原因がある場合であっても、多くのケースで「性格が合わない」という項目に丸がつけられていることが多いように感じます。
これは、異性関係や暴力などを主な原因として離婚するケースでも、そういう夫婦は「性格の不一致」を感じているからなのでしょう。また、決定的な理由がない場合も「性格の不一致」が選択されます。離婚調停になる前の話合いで離婚の話がまとまらず、口論を繰り返していくうちに、相手に対して「性格が合わない」と感じる人も多いようです。離婚理由で「性格の不一致」が多くなるのは、このような事情が関係しているのだと思われます。