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モノを減らすと心は潤う! やましたひでこのカンタン生活 vol.1「玄関(靴)編」

やましたひでこ

新年は、新たな目標を立てる季節ですね。みなさん、今年の目標は決まりましたか? 年末にすっきり大掃除をして、「今年こそはきれいな部屋をキープするぞ!」と意気込んでいる女子も多いはず。でも、気を抜くとすぐにモノが増えて散らかってしまう……。そんなあなたを救うために、断捨離のやましたひでこさんにご自宅を見せてもらいながら、きれいな部屋をキープするノウハウを4回にわたって紹介します!

まずは前提ですが、必要以上にモノがなければ部屋は散らからないし、きれいな部屋を保てます。「モノの豊かさ=幸せ」と思う人もいるかもしれませんが、モノが溢れている中で生活していても、部屋がどんどん汚れていったり、肝心なときに必要なものがどこにあるのかわからなかったりして、心は満たされないことが多いのでは? そう、モノの豊かさは必ずしも幸せには直結しないんです。逆に、本当に自分にとって必要な、少ないモノと一緒に暮らせば、心も潤うのです。

少ないモノで豊かに暮らす“オキテ”

・ゆとりある空間をつくる

“断捨離”は、収納テクでも片づけテクでもなく、“空間の創造”。見えている場所に限らず、暮らしやすいゆとりある空間をつくろうとすること。

・そのつど始末

「あとでやる」は禁句。モノは要らないと思ったらそのつど始末。掃除も汚れを溜め込む前にそのつどする。そうすれば“大掃除”などのイベントは不要。

・7-5-1の法則

空間に対して、見えない収納の中身は7割まで、見せる収納の中身は5割まで、見えるところのモノは1割まで。空間をすべてモノで埋めず、必ずゆとりをつくる。

この“オキテ”に基づいて、働く女子が「片付けられない」TOP3である、「玄関(靴)」、「クローゼット(服)」、「バッグ」、「本棚(本・書類)」との付き合い方を見ていきましょう。

初回は「玄関(靴)」から。

少ないモノで豊かに暮らす“オキテ”~玄関(靴)編~

・日頃はく靴は2足

ワンシーズンで2足の靴を買い、2足の靴で生活する。どんなファッションにも合うオールマイティなものを選んで。靴の数がなければ保管の必要はないので、靴の箱はもらわない。

・シューズラックは5割収納

シューズラックには靴をディスプレイする感覚で。見せる収納なので、モノは空間の5割まで。靴の箱にはしまわないので、ワンアクションで取り出せて楽チン。

・玄関には靴を置かない

靴は帰宅する度にシューズクローゼットにしまい、出かけるときにシューズクローゼットから出す。「ただいま」も「いらっしゃいませ」も気持ちがいい空間で。

女性には靴が好きな人が多いですが、「靴好き=靴をたくさん持っている」というのは間違いです。好きな靴だからこそ、大事に、たくさん履いてあげたいもの。靴が少なければ、そのつど方式でお手入れも楽なので、大切な靴をきれいに保てます。

また、玄関は、1日がんばった自分を迎える場所、大切なお客様を迎える場所、そして、これから出かける自分を見送る場所なので、気持ちがいい空間を保ちたいもの。そんな空間に使わない靴が出しっぱなし……というのはナンセンス。靴だけでなく、傘も使わないものがたくさん出しっぱなしなのはNG。1人であれば長傘が1本、折り畳み傘が1本あれば十分なはず。必要以上のモノを放置しておくのは、自分の“無自覚”をさらすようなものです。

まずは玄関から、心が潤う空間をつくってみませんか?

(撮影:佐藤克秋)

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※この記事は2016年01月07日に公開されたものです

やましたひでこ

学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪メソッドを構築。処女作『断捨離』(マガジンハウス)は、日本はもとより台湾、中国でもベストセラーとなり、『俯瞰力』『自在力』(いずれもマガジンハウス)の断捨離3部作や、著作・監修を含めたシリーズ関連書籍は累計300万部を越えるミリオンセラー。

断捨離公式サイト:https://yamashitahideko.com/

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