昔とどうちがう? 若い世代の「働き方・働く態度」が変わってきた理由10
ここ数年、若い世代の「働き方・働く態度」が変わってきたという話をよく聞きますよね。時代とともに人の生き方も変わっていくのは世の常ですが、こんなにも話題になるほどガラリと変わってきた理由とはいったい何なのでしょう? 働く女性のみなさんに聞いてみました!
若い世代の「働き方・働く態度」が変わってきた理由
●第1位/「未来に夢を見られないから」……31.4%
○第2位/「不況が長引いているから」……29.6%
●第3位/「仕事よりプライベートを大切にしたいと考えているから」……25.7%
○第4位/「ハングリー精神がないから」……23.6%
●第5位/「昔とはコミュニケーション方法が変わっているから」……22.5%
○第6位/「昇給やボーナスが見込めないから」……18.2%
●第6位/「ネット社会に慣れ親しんでいるから」……18.2%
○第8位/「出世が見込めないから」……17.5%
●第9位/「一生同じ会社で働き続ける気がないから」……17.1%
○第9位/「転職に対してあまり抵抗を感じないから」……17.1%
※複数回答式・第11位以下は略。
■第1位/「未来に夢を見られないから」
第1位は31.4%で「未来に夢を見られないから」でした。増加していく税金や負担の大きくなっていく年金など経済的に不安な要素はもちろん、「がんばって働いてさえいれば裕福な暮らしができる」ということすら約束されない社会では、夢を見て前向きにがんばろうという強い気持ちを持つのはなかなか難しいのかもしれませんね。
■第2位/「不況が長引いているから」
第2位は29.6%で「不況が長引いているから」。不況の続く現在の社会では、貯金をして堅実に生きていくほうが安心という価値観になります。お金に対して保守的であるということは、生き方に対しても同じく保守的になるということ。働き方もそうなるのは自明の理といえるでしょう。
■第3位/「仕事よりプライベートを大切にしたいと考えているから」
第3位は25.7%で「仕事よりプライベートを大切にしたいと考えているから」。いつどうなるかわからない仕事よりも、プライベートを優先して大切にするという考え方が若い世代を中心に広がっています。仕事への距離感が変わってきているのでしょうね。
まとめ
「仕事に対してドライだ」と思われている若い世代も、ひとりひとりと話してみると決して「がんばりたくない」と思っているわけではないようです。世代のちがうもの同士でもお互いを尊重し手を取り合って、乗り越えていくべき時代なんですね。
(タブロイド/佐藤)
※画像はイメージです。
※『マイナビウーマン』にて2015年11月にWebアンケート。有効回答数280件(マイナビウーマン会員:22歳~34歳の働く女性)。
※この記事は2016年01月05日に公開されたものです