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「性格は顔に出る」って本当?【専門家がメカニズムを回答!】

ゆうきゆう

この記事では「性格は顔に出る」という説の真相を探りました。

精神科医に聞く! 「性格は顔に出る」って本当?

性格といった内面は顔や表情に表れている、と感じる人が多いことが分かりました。一方で、性格の悪い美しい人もいる、といった意見もあったので、実際のところがわかりません。果たして「性格は顔に出る」は事実なのでしょうか? 精神科医のゆうきゆう先生に真相を伺いました。

性格は顔に出るの? 心は顔に反映されるの?

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まずは、正確は本当に顔に出るのか伺いました。

性格というか、感情や本音といったものはふとした表情やしぐさ・言葉などに無意識に現れてしまうものです。

たとえば「目が笑ってない」という表現を聞いたことがないでしょうか? 本心から笑っていない・愛想笑いなどの表現としてよく言われることですが、「目が笑ってない」人に出会うと、なんとなく居心地が悪かったり恐怖心や違和感を抱くという人が少なくありません。これは「一緒に感情を共有してもらえない」という心理的な隔たりと同時に、「本心を隠している相手への違和感・恐怖心」でもあるのです。私たちはこういった相手の表情から、相手の本心を感じ取っていることが多くあります。本心から笑顔になった場合と作り笑顔をしている場合の違いを明確に意識していなくても、「なんだか変」「なんかだか怖い」といったことを感じてしまうのです。

ただ、作り笑顔をしたからといって性格が悪い人……というわけではありませんよね。内心敵対しているということもあるかもしれませんが、何か悩んでいて心から笑えるような心境ではないのかもしれませんし、相手を不快にさせないために話を合わせたり作り笑いを浮かべたのだとしたら、他人に気を遣う優しい人・他人に嫌われたくない気持ちの強い人、と言えるかもしれません。

そういった感情や本音・本心といったものを含めてその人の性格とするのであれば、「性格は顔に出る」と言えるのではないでしょうか。

性格が顔に出る原因やメカニズムって?

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どうやら性格が顔に出るのは事実のようです。続いては、その原因やメカニズムについてもっと詳しく教えていただきましょう。

性格が顔に出ると言われる原因は、表情筋の癖や発達具合にあると考えられます。その人にとって一番多い感情表現は、その感情を表す表情とおそらく一致するのではないでしょうか。

笑顔の多い人は頬や口角を上げる筋肉が鍛えられていますから、普段からうっすら笑っているような表情になりやすいでしょう。嫌なことがあるとすぐにしかめっ面をしてしまう人は眉間にしわが寄りやすかったり、口をへの字にしてしまうことで口角が下がってしまいやすくなります。もちろん人目を気にして感情を表に出しにくい人もいますが、ふと気を抜いたとき、ひとりきりになったときには表情に出ているかもしれません。逆に「表に出すまい」として筋肉の動きを制限していれば、それもまた癖となるものですから表情筋に影響を与えます。

さらに睡眠時は多くの人が肉体を休めると同時に、心も解放しているものです。眠っているときにまで他人の目を気にして表情を作っている人はあまりいないのではないでしょうか。多くの人が「眠っているときは自然体」なのです。つまり、眠っているときの感情はストレートに表現されやすいとも言えます。嫌なことがあった日はうなされたり、怒る夢を見たり、怖い夢を見たりといったことが起こりやすくなりますが、そういった夢によって普段抑圧している感情までもを解放し、昇華していこうとします。また、気がかりなことや悩んでいることがあると、夢の中でまで悩んでしまうということがあります。そのように寝ている時に使われる表情筋もまた、私たちの顔の印象に変化を与えます。

第一印象で「気難しそうだな」「性格がきつそう」「優しそう」と感じるのは、もちろんその場での言動や声のトーン・容姿などから得る印象も関係していますが、相手が意識していない表情筋の癖や発達具合から得る印象の影響も大きいと考えられているのです。

年齢や性別は関係あるの? 何歳から顔に出る?

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一般女性へのアンケートでは年を取ると性格が顔に出やすい、なんていう意見もありましたよね。また、女性の苦労は顔に出る、なんてことも耳にしたりします。「性格が顔に出る」は、年齢や性別に左右されるものなのでしょうか。先生に見解を聞きました。

年齢を重ねた人の表情と性格については、先にお伝えした表情筋の発達具合にくわえて、おそらく「しわ」も関係しているのではないでしょうか。長く使われてきた表情筋のくせは、しわの入り方にも関係してきます。「笑いじわ」と呼ばれるしわが入っていると、どこか優しげで朗らかな印象を受けますし、「きっと素敵な人生を送られてきたのだろうな」と感じさせます。しわが多ければ「苦労されてきたのかな」と感じ、しわが少なければ「あまり苦労のない人生だったのかな」と感じたりもしますね。女性は美容的な意味で気にされることが多いのかもしれませんが、しわの多さや入り方で、顔から受ける印象はかなり変わってしまうものなのです。

また、長く使われてきたぶん、表情筋の発達具合にも差が出てきているはずです。表情筋に限らず、多く使われてきた筋肉は発達し、逆にあまり使われてこなかった筋肉は徐々に衰えていきます。さらに年齢が若いうちはさまざまな感情に合わせて表情にバリエーションがあるものですが、年齢を重ねていくと感情自体がテンプレート化していき、表現や表情もある程度決まったものになっていく傾向が高まります。そのためさらに使う筋肉と使われない筋肉のギャップが生まれ、徐々に顔の印象を決めていくと考えられますね。この感情の感じやすさ・傾向というのは30歳くらいにはおおよそ決まってくると思われますので、使われる表情筋もその頃からある程度決まってしまうのではないでしょうか。

女性の方が顔に出やすいというのは正確には分かりませんが、おそらく感情の表現自体は男性に比べて女性の方が得意とされるためではないかと考えられます。

次ページ:結論:性格は顔に出る! アラサーが顔の決まる分かれ目!?

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